1873年5月20日、ヤコブ・デイビスの考案のもとに3度の修正を経て、リーバイストラウス社はリベットを衣服に打ちこむ特許を取得。同年アーキュエットステッチも生み出され、1886年にはツーホースマークの皮パッチも登場することとなる。この頃に現在の501の原型は、登場した。 1999年秋シーズン発売予定のファーストモデルです。ミニブックがついていないですが、このディテールからすると1886年モデルということでしょうか。(だからロットナンバーも125と言うこと?) なお、現在このモデルはパッチが文字パッチになり、しかも日本製になった。ツーホースマーク米国製が第1期、文字パッチ米国製が第2期、文字パッチ日本製が第3期になる。 |
写 真 | 備 考 |
○全体図 全体的に太目のシルエット。ベルトループ無し。シンチの位置は良い感じ。バックポケットは右に1つのみ。 生地は日本のクラボウ製ライトオンスデニム。その生地をアメリカで縫製したジーンズです。生地はアモスケイグ製ってわけにはいかないか。 |
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○パッチ ロットナンバーとサイズ表記の無い縮む皮製。1886年にツーホースマークが誕生したところからすると、ロットナンバーの正確な番号は113にするべき?これって天邪鬼? でも、皮パッチの雰囲気は好みです。 |
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○バックポケット 縦に長いバックポケット。アーキュエイトステッチのセンターはクロスしていないし、ポケット口のステッチも1本ステッチだし、ポケット周りの縫製糸も細い番手の糸を使ってある程度のこだわりは持たせているが、1stモデルをうたうならもっと荒荒しい作りにしてくれた方がうれしかった。ちょっときれいすぎるかな。 |
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○バックポケットのリベット 雄リベットの高さが低く、やや荒っぽさを残している当時を彷彿させるリベット。この作りは良いと思う。 BBS書き込みしてくれる方から、リベットが取れると言う報告が数件あった。それくらい低い雄リベット。と言うかちゃんと外れないようにして欲しいものだ。 |
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○シンチ シンチの位置は良い位置にあると思う。細さとか長さも問題は無いと思う。でも、このギザギザのシンチは無いだろ。何考えているんだ。米国製はホントにシンチの作りに不満が残る。 |
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○トップボタン周り Vステッチは無い。 ボタンも当時に近い形状にしようとした努力が見える。くぼみのところはもっと荒荒しい方が当時の形に近づきつつなっていただろうし、その方が私好みだ。簡単な改良で出来ないものだろうか。トップボタンとサスペンダーボタンの形は同じ。 その他の4つのボタンは社名の刻印の無い中心がくぼんだタイプ。 |
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○コインポケット 細いステッチのポケット口。すぐにほつれてきそうなこのはかなさが良い感じです。リベットも今にも取れそうな雄の低いリベット。 |
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○コインポケット裏 オレンジ気味の黄色のラインが1本入るセルビッチ仕様のように見えるが、このラインは表のステッチの裏側。耳自体は白耳である。まったく上手い位置に入れたものだ。危うくだまされるところだった。 |
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○腰裏のステッチ シングルステッチ仕様。下側には、今までおなじみのチェーンステッチが入らない。 |
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○前ポケットの内側 FOR OVER 125 YEARSの印刷の入った前ポケットの生地。今までのアメリカ製ジーンズにはこんな物無かったのに・・・。 |
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○股リベット | |
○セルビッチ 縦糸が白で、横糸が黄色っぽいデニム地の白耳。 |