リーバイス1880'sウエストオーバーオール


 このジーンズはスペインはバルセロナにお店を構えるDOSHABURIさんより購入しました。これらのモデルは青山のLVCでごく少量の限定販売はされますが、なかなか入手しにくいものです。ですのでGETしたいモノがあればぜひDOSHABURIさんをチェックしてみることをお勧めします。実は私もこのジーンズと後日アップする予定の333は、DOSHABURIさんに在庫が無かったにもかかわらず、わざわざイギリスから取り寄せていただきました。このようにとても親切な対応をしてくれる優良店ですのでお勧めです。

 それではこのジーンズの紹介ですが、実はこの紹介文もDOSHABURIさんの受け売りを、表に出せないところを削除してそのままほぼ転載です。まさに至れり尽くせり・・・。

 1880は、元になる資料品があります。いわゆるネヴァダジーンズと同じ時期に作られた資料品なのですが、年代は1880から1885年です。
 元ネタはカットオフされたジーンズで、こちらの復刻も出ていますのでご覧ください。http://doshaburi.shop.multilingualcart.com/?lang_id=ja&genre_id=4
 ディテールに関してはほとんどネヴァダと同じなのですが、大きな違いはサスペンダーボタンが糸で付けられているところとツールポケットの位置がデザイナー曰く3cmぐらい上だったそうです。
 ちなみに来期出る、1875および1873ですが、前にも少し触れたとおり125とほぼ同じディテールで、ようするにスレーキは普通に白、パッチも白く塗られたものです。個人的な印象ですが、かえって1880’sの方が原始的に見えました。

 と言うことで、オールド感は、かなりのものがこのジーンズにはあります。では下記を見て行きましょう。
写              真 備              考
 

○全体図
  1880年モデルで、シルエットはほぼまっすぐのパイプドステムです。しかしさほど太くはないので、着用に際しても何の不具合も感じることなく穿けるかと思います。
○パッチ
 ツーホースマークになる以前の文字のみによる革パッチです。革の感じがかなり良いです。

 取り付け位置が、通常の右側ではなく中央に縫い付けてありますが、これがまたパッチフェチの私も納得のかなり良い感じです。以前125で見てガッカリした白ッちゃけたパッチとは全く違います。

 パッチの取り付け方は後付けです。当時のオリジナルの取り付けはどうなっていたのか非常に興味があります。
 

















○フラッシャー
  フラッシャーはありませんが、画像のようなミニブックが付いています。解説は英語なので読めないです。(わはははは)




○バックポケット
 1880年の501は、バックポケットはまだ右側に一つの時代です。ですのでこのジーンズも当然バックオケットは右側に一つたけです。白っぽい縫製糸とシングルステッチによるアーキュエイトステッチが良い雰囲気出しています。

 ポケット口にはむき出しの打ち抜きリベットが打ち込まれてますが、オスのつぶれ具合や刻印の感じもかなりヨサゲです。






○シンチ
 シンチはさすがに針シンチではありません。しかし、シンチベルトの太さとちょうど良いのか、グリップ力は完璧です。
 ちなみにシンチベルトの裏は耳使いです。
○腰裏
 ステッチはこの年代なら当然と言っても良いのかな、上下ともにシングルステッチです。
 ウエストバンドの下側は耳が使われています。このディテールはネヴァダジーンズと同じですね。
○バックヨーク裏
 ロックも巻き縫いもされていない切りっ放しのバックヨーク裏です。当時のオリジナルもこのような縫製で、1台のミシンで作られていたと言いますし、大企業リーバイスとして良くコレを復刻したなと感心しました。当時の縫製っぽくて私は好きです。




○コインポケット
 ポケット口がウエストバンドにかかるほど上の位置に取り付けられているコインポケットです。形がちょっとまとまりすぎている感じもしますが、縫製の荒さがそれをカバーしています。

 ポケット口裏は耳無しです。

 外周の縫製は1本針による一筆縫いです。

 スレーキがデニム生地でできています。コレがまた新鮮です。
○ツールポケット
 左側アウトサイドの腿の所にツールポケットが付けられています。これはリーバイスで保有しているオリジナルがこうなっているからなのですが、後から付けられた感が意外と出ていて、結構雑な作りっぽさも出ていて良い感じです。

 ちなみにネバダジーンズよりも位置が3cm上だそうです。

 さらに参考までに、このツールポケット、当時の発見されているジーンズでは付いていないモノもあると言うことらしいので、特注の可能性もあります。
  ○品質表示タグ
 4ヶ国語表記の品質表示タグです。
  ○リベット
 上の方でも褒めましたが、このリベットの雰囲気赤なり良いです。表裏ともに『L.S&CO SF PAT.MAY1873』の刻印入りの当時のリベットを復刻した銅製打ち抜きリベットが使われています。
 このリベットは特許申請年が記載されたリベットで1890年に特許が切れるまで使われていたモノの復刻です。このリベットすっごく気に入っているので100個くらい欲しいです。
○股リベット
 この年代のジーンズですので当然股リベットが打ち付けられています。


 

 
○トップボタン
 トップボタンはサスペンダーボタンと同じ物が使われていますので、サスペンダーボタンを割愛させていただいております。

 『LEVI STRAUSS&CO. S.F.CAL』と刻印の入った4つ穴のボタンで、アルミ製です。

 Vステッチも平行ステッチもないですが、それがこの時代の味わいってモノでしょう。シンプルなところが良いです。

 フライボタンは刻印無しの4つ穴ボタンで、トップボタンも含めた数は合計4つ。股上は浅くないのでボタンとボタンの間隔が広く感じます。

 比翼裏は期待していたとおり切りっぱなしです。すべて切りっぱなし。ロックされているところはありません。感激です。
   ○セルビッチ
 耳幅1.3cmで色の付いたラインのない綾耳の白耳です。

 耳の幅は1880年当時のものにしては微妙にしかムラがなく、やや不満です。

 なお、インシームは、見てのとおり切りっ放しのつくりです。


○生地
 9オンスの生地を使っています。縦筋もありますので、縦落ちしてくれると思います。

○縮率です
表示 未洗い時 洗濯後
ウエスト W34 38.5インチ(98cm) 洗濯後記載
レングス L36 36インチ(91cm) 洗濯後記載
(あくまでも素人採寸ですので軽いご参考までに!)

●1880ウエストオーバーオール
 LVC Knappave 1880's Waist Overall Rigid 【LEVI'S VINTAGE CLOTHING EU GLOBAL LINE】[リーバ...
 世界限定210本LVC Knappave 1880's Waist Overall Celebration Package 【LEVI'S VINTAGE CLOTH...
●上記の1880ウエストオーバーオールを売っているショップです
  PHOTOGENIQUE(東京都) 
●LVC系の商品を取り扱っているお店
  Udenim & life
 j-pia
 レイダース
  DR.jpz
  ジーンズ&カジュアルピックアップ
  PHOTOGENIQUE
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  カジュアルショップJOE
  ジーンズ ジーパ ウェブサイト
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  DR.jpz
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