ロットナンバー不明の黒タブE


 ヴィンテージジーンズで大体のことがわかっているのはREDタブだけだと思いませんか?私はこれをYAHOOオークションでGETしたんですが、画像を見たときに「黒タブってデニムやっていたのか?」と、疑問に思い、「よっしゃ!落札しよーじゃないか!」と意気込んで落札しました!珍しいものに飛びついてしまう悪い癖ですねー・・・。
 それでもディテールを見てみると、レッドタブとオレンジタブの両方のディテールを併せ持つ珍しいディテールだったので、その面白さに買ってよかったなぁ〜と思う1本でした。それではそのディテール等を見ていきます。
写              真 備              考
正面  後面 ○全体図
 シルエットは股上の浅いスリムシルエット。足の太い私は、ウエストはちょうど良いのですがフクラハギのところでパツンパツンになっちゃって動きにくいッス!
 後から見るとわかりますが、このジーンズのベルトループは7本あります。7本と言えばオレンジタブの505や517のBIG−Eも7本のベルトループ!
パッチの跡 ○パッチ
 パッチは無い。オレンジタブに良くある四隅の糸の跡だけである。
 その脇のベルトループの長さを見て欲しい!全然長さの違ういたっていいかげんなベルトループである。こんなの有り?
タブ表  タブ裏 ○タブ
 BIG−Eのレーヨン製の黒タブである。ピンセットでつまんで伸ばしていますが、実物は丸まっています。
バックポケット

ポケット裏のステッチ

バックポケットかんぬき止め  バックポケットかんぬき止め裏
○バックポケット
 バックポケットの形はどちらかと言うと505のバックポケットのように縦長です。
 ポケットの口裏のステッチはシングルステッチです。
 バックポケット口を留めるバータックは案外雑な縫製で、カーキグリーンの糸と薄紫の糸の2種類の糸で縫製されている。これも珍しい。
 
トップボタン周り

トップボタン  トップボタン裏
○トップボタン
 ブロンズのボタンを使用。
 トップボタン裏の刻印は8。
 トップボタン横のステッチはVステッチ。この縫製から判断すると、このジーンズはBIG−Eでも古い時代のものであると思われる。
グリッパーの先細ジッパー ○ジッパー
 グリッパーの先細タイプセミロックジッパーを使っている。
 1966年以降、502以外のジッパーフライには、タロン42ジッパーが使われるのが普通だと思っていたが、その知識を改めなければいけなくなってしまいました。
オレンジタブと同じリベット代わりのかんぬき留め ○リベット
 リベットは使われていない。レッドタブでリベットがあるところは、全てかんぬき留めによる補強である。これはオレンジタブのBIG−Eのディテールである。
 画像はコインポケットのポケット口のかんぬき留め。
レッドタブと同じコインポケットの形状

コインポケットの口裏
○コインポケットの形状
 上の画像でオレンジタブの特徴を話したが、コインポケットの形状はレッドタブと同じホームベースタイプが使われている。
 コインポケット裏にセルビッチは使われていない。
腰裏のシングルステッチ ○腰裏のステッチ
 シングルステッチである。
片耳 ○セルビッチ
 スリムシルエットなのに片耳仕様である。ストレートシルエット以外にも使われているんですね!珍しいディテールである。

●ヴィンテージウエアが買えるお店
 ・アンビシャス
  ・INSTINCT
  ・ATOMICWARP
  ・ALABAMA WORLEY
  ・T・S・G
  ・カンフル
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