リーバイス 333


 このジーンズは先にアップした1880sウエストオーバーオールと一緒にスペインはバルセロナにお店を構えるDOSHABURIさんより購入しました。このジーンズは在庫がDOSHABURIさんにはなかったにもかかわらず、わざわざイギリスより取り寄せてくださいました。とても親切で丁寧な対応をしてくださるお勧めの優良店です。もし何かLVCで限定の復刻を買い損ねたあなたはぜひDOSHABURIさんをチェック&問い合わせしてみてください。

 それではこのジーンズの紹介ですが、実はこの紹介文もDOSHABURIさんの受け売りをそのままほぼ転載です。まさに至れり尽くせり・・・。

 この333は、1911から1916年まで使われた、Lot300番台の当時のリーバイス製品の中で最も安いラインだったそうです。オリジナルの生地はニューハンプシャー州Amoskeag社製で1901から1915まで使われていた12オンスです。当然一番苦労したのは生地作りで、今回はCone millsの子会社、IsKoneが分子まで調べて染めの過程を研究して作られました。織りもかなり不均等な織り方だったため、IsKoneはリーバイスの歴史資料室にある、ものすごく性能の悪い、今現在リーバイスがつあっているものと比べると。おもちゃのような織り機を使わざると得なかったようです。
 ちなみに復刻のプロダクションマネージャー曰くこの333に関しては3本リーバイス歴史資料室は所有しているそうです。
写              真 備              考
 

○全体図
 私のコレクションにもあるNO.2デニムの20201と比べてもかなり簡素化されています。それはNO.3デニムと言うだけでなく、見た目の作りもかなり大々的に簡素化されていて、ジーンズと言うよりもデニムパンツのような作りと表現したほうがいい感じのジーンズです。しかし、シルエットなどはかなりよく再現されているのではないかと感心してます。たまにこういうジーンズがあると面白いです。
○パッチ
 白地のリネンパッチに緑のNo.3のスタンプ。パッチフェチの私にはたまらんディテールです。

 リネンパッチの取り付け方は後付けです。
 









 
○フラッシャー
 フラッシャーはなく、ミニブックが付いています。英語なので当然読めません。本気を出せば読めるのですが、それはまた後日と言うことで。




○シンチ
 さすがに針シンチではありません。シンチベルトの作りは、ほぼ20201の作りをやや簡素化したような作りで、シンチベルトの取り付けに補強のリベットはありません。
○サスペンダーボタン
 錆加工された『LEVISTRAUSS&CO』の刻印の入ったワンプロングのドーナツボタンが使われています。


 

○バックポケット
 アーキュエイトステッチのない70年代以降にできたライン8の縫製に似た2本針による縫製のバックポケットです。ポケット外周の縫製の本体への逃げ方が非常に長いものになっていて、片方はウエストバンドまで運針しています。

 ポケット口はシングルステッチによる縫製です。
○腰裏のステッチ
 上部はシングルステッチ、下部はチェーンステッチです。




○コインポケット
 チノパンのようにポケット口だけが表に見えるコインポケットです。この簡素化ッぷりがジーンズらしくなくて良い意味でたまらんです。

 容量はZIPPOを横に入れて余裕の2個の大容量です。
  ○品質表示タグ
 4ヶ国語表示の縦長の品質表示タグです。見ると、このジーンズはトルコ製です。
  ○リベット(画像撮る)
 『LS&CO−SF-』の刻印入りの打ち抜きリベットが使われています。
○股リベット
 年代的に股リベットがつきます。しかし、NO.3デニムとはいえ、リベットだけはしっかり打ち込んであるのが当時のリーバイスが持っていた、ジーンズに対する頑丈さのプライドを感じます。後年のオレンジタブの簡素化ではリベットを全てオミットしていた分それを余計に感じます。
  

 

○トップボタン
 トップボタンはサスペンダーボタンと全く同じ錆加工された鉄製の『LEVISTRAUSS&CO』の刻印の入ったワンプロングのドーナツボタンが使われています。フライボタンも小さめの錆加工された『LEVISTRAUSS&CO』の刻印の入ったワンプロングのドーナツボタンが使われています。ボタン裏に034の刻印があります。

 ウエストバンドの処理にはVステッチも何もありません。それがまたNO.3っぽくて良い。
○セルビッチ
 白耳なのですが、ロック処理されています。もったいないとは思い打つもオリジナルがそうであればそれでよしです。


○生地
 この生地は上の方でも書きましたが、コーンミルズ社の子会社IsKoneが、オリジナルが使用していたアモスケイグ社の1901年から1915年まで作っていた12オンスデニムを、分子まで調べて染めの過程を研究して作られました。オリジナルの生地が織りもかなり不均等な織り方だったため、IsKoneはリーバイスの歴史資料室にある、ものすごく性能の悪い、今現在リーバイスがつかっているものと比べると。おもちゃのような織り機を使わざるを得なかったとの薀蓄あふれる生地です。しかしオリジナルは12オンスとのことですが、この生地は14オンスくらいには感じます。

○縮率です
表示 洗濯後
ウエスト 34インチ 37インチ(94cm)
レングス 34インチ 38インチ(97cm)
(あくまでも素人採寸ですので軽いご参考までに!)

●1880ウエストオーバーオール
 LVC 1910's 333 Jean Broken Raw 【LEVI'S VINTAGE CLOTHING EU GLOBAL LINE】[リーバイスヴィ... 
●上記の1880ウエストオーバーオールを売っているショップです
  PHOTOGENIQUE(東京都) 
●LVC系の商品を取り扱っているお店
  Udenim & life
 j-pia
 レイダース
  DR.jpz
  ジーンズ&カジュアルピックアップ
  PHOTOGENIQUE
  BEEF
  カジュアルショップJOE
  ジーンズ ジーパ ウェブサイト
  INSTINCT
  DR.jpz
  OCTOPUSARMY
  ステイ246(裏原アイテムなど)
  TRAVELS
  Sputnicks(スプートニクス)
 Jalana



レプリカジーンズの部



inserted by FC2 system