リーバイス　５０１ＸＸ（日本製４７５０１）

　４７５０１はその５０１の前のついている番号の通り、４７年（１９４７年）製の５０１ＸＸを復刻させたモデルです。

　リーバイスの復刻が好きな方々にはご存知のとおり、元々４７５０１はアメリカのリーバイスが生産していた物ですが、アメリカでのジーンズ生産をやめて以降、リーバイスジャパンによって日本製で甦りました。
　アメリカ製の４７５０１は、生地はかなり好評だったものの、細身のシルエットでＸＸらしくないと一部で物議をかもしていましたが（オリジナルの４７年製５０１ＸＸを持っている私もそう思いましたが）、このジーンズもアメリカ製のシルエットを踏襲しています。リーバイスは自社にあるオリジナルのジーンズからシルエットを作ったとアナウンスしていましたが、シルエット的には眉唾なジーンズです。

　また、このジーンズは２００３年春のリーバイスファミリーセールで購入した物ですが、皆さんのお持ちの日本製４７５０１と違う部分がありましたらぜひお教えください！<（_ _）>

写　　　　　　　　　　　　　　真	備　　　　　　　　　　　　　　考
	○全体図　ヒップ、腿共にとてもタイトです。腿から裾までは太さの変わらないパイプドステムですが、ふくらはぎもタイトに感じる人もいると思います。これはアメリカ製の時から同じです。　ただ、洗った後はタイトですが、穿いているうちに窮屈な部分の生地が伸びて、体に合ってくると言う報告もあります。
	○パッチ　鹿革製の革パッチで取り付け方は腰帯の縫製の際に一緒に取り付けられるオリジナルと同じ縫製をされています。また、パッチ上部は最初に通った穴に二度目の針も通す生真面目な縫製がされています。
	○フラッシャー等　当時のフラッシャーはショップでしか見た事がなく、マジマジと微に細に見たわけではないので紙の素材などはよくできているのかわかりませんが、噂ではデザインは良くできているとのことです。　ギャランティチケットもデザイン等の復刻度はよく出来ているようです。
	○タブ　Ｂｉｇ－ＥのＲ無し片面タブです。つくりは良いです！これで丸まればとりあえず文句無しですが、どなたか穿きこんで丸まった方いますか？
	○バックポケット　底に行くにつれて先細になる形のポケットです。アーキュエイトステッチは歪んだ雰囲気を持つち、糸の色はイエローです。　ポケット口はシングルステッチによる縫製です。　ポケット外周の縫製は内外の縫製を一気に行う一筆縫いです。
	○センターベルトループ　センターベルトループは中央にセットされています。４７年当時のＸＸは、この形なのでＯＫです！　中央の膨らみは糊付きで微妙に膨らみを感じます。　取り付けられ方は腰帯上部を縫製する際に一緒に縫製するいわゆるバンザイ縫製です。
	○腰裏のステッチ　上部はシングルステッチです。
	○コインポケット　やや内寄りに傾いて取り付けれているコインポケットです。大きさはＺＩＰＰＯを横に入れて約１．８個入るくらいの大きさです。結構大きいです。　取り付けられ方がやや斜めっています。　ポケット口裏には耳が使われています。　ポケット外周の縫製はシングルステッチです。リーバイスジャパンも良くやっています。　ただ、ポケットの充てぬのを縫製する際の、画像に示したように角度が違うのがちょっと残念です。さらに頑張れリーバイス！！！　と、初期アップ当時は書きましたが、ＢＢＳで指摘があり、よく見てみれば矢印部分が長すぎて、角度的に下りる部分へステッチが行かないような気もしてきました。
	○品質表示タグ　ロットナンバーとサイズ、洗濯表示が表に印刷され、裏に品質表示が表示されています。　このジーンズは２００３年３月製です。
	○リベット　リーバイスの銅製打ち抜きリベットが使われています。裏も銅製です。
	○隠しリベット　平たいタイプの銅製オリジナルリベットがつけられています。
	○トップボタン　あまり掘りの深くないリーバイスのジンクボタンです。もっと深くてゴツみがあって鉄ボタンにして欲しかったです　支柱はアルミで、トップボタン裏の刻印はありません。　Ｖステッチは４５度くらいのちょうどいい大きさだと思います。　最近のリーバイス復刻シリーズは縮みが激しいので小さくてもＷ３６を買わないとイカンのですが、この総数６個のフロントボタンはいつ買ってもへこみます！（笑）・・・まあボタン１個得したとポジティブに考えますが・・・。
	○セルビッチ　耳幅約１．８ｃｍの、真っ赤なラインの入った平耳に見えるけど綾耳です。綾の部分ですが、画像向かって左にあるように、白い糸が等間隔くらいで何個もあるのがかなり不満です！解いたろかい！！！
	○生地　縦落ちを狙ったかなりめまい系な生地を使っています。米国製４７５０１よりも縦落ち感はありそうです。