501Big−E S−Type


 1962年から1966年の間で12工場も増え、急激な増産のために持ち上がった問題が品質低下であった。1966年、大量生産での品質維持と改良、品質向上のために品質審査部が設立された。そして導入されたのがパッチに印刷するA、S、Fの品質管理だった。(らしい!)
 A=優秀
 S=SATISFACTORY
 F=FAILURE
 余談ですが、アメリカの成績評価にはABCDEFの6段階評価があって、ABCDまでが合格、Eが条件付合格、Fが不合格と言うランキングがあるらしい。(ライトハウス英和辞典より)

 と、以上が有力とされている説ではあるが、製造工場説と言う説もいまだ根強く残っている。それは502によくみられる『Iタイプ』の存在等、品質管理説だけでは説明できない事がまだまだあるからである。まだ生きているであろう米国の工場で働いていた人に、事の真相をそろそろ聞いてもいい頃じゃないかと思います。

まあ何にしてもA、S、Fって何かおまけ付きみたいで私は好きです。
写              真 備              考
○全体図(正面)
 A、S、Fタイプの製造期間はそんなに長くないものの(‘66年〜‘68年くらいまで)、この期間での製品管理の変遷の関係か、さまざまなディテールの変更が見られる。私の所持するA‐Typeから出してみました。 
○全体図(後面)
○パッチ
 擦れているがまだ印字も読める。ショップでたまにパッチ全体がすれて消えてしまっているのに印字だけインクで書いたような物を見かけるが、私はあれが本物とは思えないので絶対買わない。
○タブ
 もっと履きこむと、クルンと丸まってくる。
     ○腰裏ステッチ
 両方とも私の私物のA‐Typeだが、シングルステッチとチェーンステッチの2タイプがありました。(わぁ〜、偶然!HP作る段階で気がついた!マジで。)Big−Eの過渡期を物語るモデルですね。
     ○Vステッチ
 上記と同様に、Vステッチと淵を2回縫われるステッチに分けられた。もちろん向かって左のVステッチのほうが古いモデルである。
   ○バックポケット
 古いタイプのほうが、よりスクエアな形状です。
 これは縮みの関係なのか?
○セルビッチ
 色は落ちてしまっている。裾のチェーンステッチは綿糸です。

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