1945年に製造開始された501XXのジッパーバージョン。501XXと同じくシュリンク・トゥ・フィットの縮むXX生地で作られているため、洗濯後はジッパーの開閉に問題が生じる事が多かった模様で、数年後にはすぐさまジッパーの不具合を解消すべくプリシュランクデニムの551ZXXが登場するが、それでもなお生産され続け、その血統は502へと引き継がれていった。 皮パッチモデルはその誕生してまもない約1年間しか生産されなかったモデルである。1955年になると501XX同様紙パッチにマイナーチェンジされていったのだ。 |
写 真 | 備 考 |
○全体図(正面) 501XX同様ズドンと太目のシルエットである。 |
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○全体図(後面) |
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○パッチ だいぶ擦れてしまっているが、皮もまだ柔らかい状態で残っている。大切に保存しなくては! |
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○タブ '54年製造開始なのでR付き両面タブである。 |
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○バックポケット 501と同じ形のポケットである。アーキュエイトステッチのみイエローの糸が使われている。 ポケット口の裏はもちろんシングルステッチである。 |
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○ボタン周辺 トップボタンは堀の深いXX同様の物である。支柱はスチール製。ボタン裏にアルファベットや6等の刻印はまだ無い。 鋭角なV字ステッチである。 |
○ジッパー ジッパーはリーバイスの古いモデルによく見られるグリッパーのカムロックタイプである。 ちなみにつまみの裏に刻印されている文字は、 1行目・・・PAL 2行目・・・PENDING と読めるがこまかく見ずらいので正解なのかについては自信が無い。 |
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○センターベルトループ 皮パッチの後期に当たるので、ベルトループはずれている。 |
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○腰裏のステッチ この時代は当然のごとくシングルステッチなのである。 |
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○コインポケット裏 この時代によく見かけられるコインポケット裏のセルビッチは無かった。ちょっと残念!まぁ、この時代にもこう言うモデルもあるという事で・・。 |
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○リベット 打ちぬきリベットである。ちょっと嬉しい。 この時代はまだリベット裏の素材も銅製である。 |
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○隠しリベット 46年モデルの501XXと比べると、淵が角張っている。表面も平らである。 |
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○セルビッチ うっすらと桃色のラインの残る赤耳。 |
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