1970年代後半になると若干のディテール変更が行われる。生地の良化に伴い次第に生地がフラット化していったり、66と赤耳の見分け方の一つだったバックポケットのポケット口裏のステッチがシングルステッチからチェーンステッチに変更になった。 その66と赤耳の両方の特徴をあわせもち、中間的なポジションにあるのがここに掲載する66後期といわれるモデルである。 この66後期の色落ちは大変面白く、66前期の細かい縦落ちが出る色落ちをするモノもあれば、赤耳のようにアッサリノッペリな色落ちやマダラ落ちをするものもあるので、66前期並みの色落ちしているものを探す宝探し的な要素がある。 |
写 真 | 備 考 |
○全体図 もろデッドストックを購入したのでシルエットや太さ、穿き心地についてはコメントは控える。いずれ糊を落とすか別に色の落ちた物を購入したら追記したいと思います。 |
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○フラッシャー |
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○FOR OVER について 大体の製作年代がこれでわかるのだが、よく適当なフラッシャーを付けているだけの物を見かける。 私の購入した2本のうちの1本もFOR OVER 100 YEARSになっている。これではXXの時代の物になってしまう。 おそらく、米国等で仕入れる際に、向こうの人間が何も考えずに付けておくだけで良いだろうと思い、手元にある適当な物を取り付けておいた物と思われる。 下の写真のように上部のフラッシャーと下部のギャランティチケットがホチキス止めされているモノは、後付けされている確立の高いモノである。年代が合っているものをつけてくれれば良いが、そうでないモノが多い。 |
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○パッチ ティアオフタブもきっちり残っている。 W35の場合、糊を落とした物は大体W33位になるのでもう1本(これもW35)は洗って穿いてみたい。 |
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○タブ 66前期や赤耳と変わりは無いように見える。 |
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○洗濯表示タブ HOT WASH.NORMAL CYCLE. COLOR WILL BLEED.WASH AND TUMBLE ALONE. WAIST AND INSEAM SHRINK APPROX. 8% 私の持っている66前期に書いてある文章とは若干の違い(変更?)があった。 SF 207の意味は何? 下の物は洗濯表示の裏面です。1977年12月製と1979年6月製だと言うことが判ります。 |
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○ボタン周り よく言われる66モデルの見分け方のトップボタン裏の刻印が6と彫られているディテール。BIG−Eや赤耳にも存在するので私はこれを見分け方に入れていない。 刻印は製造工場説が有力だが、はっきりしたことはわからない。 |
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○バックポケット この66後期よりバックポケットのポケット口裏のステッチがチェーンステッチになる。 |
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○セルビッチ デッドストックでもラインの色はピンク色である。 |
●ヴィンテージウエアが買えるお店 |
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