2002年、私の中で大事件ともいえる事がおきました!アメリカのリーバイスの工場が2つを除いて閉鎖され、閉鎖される中にはリーバイス伝統のバレンシア工場も含まれると言う事です。当然今まで頑なに米国でのみ作られてきた501もいよいよ海外で生産される事になったので、早速どこがどう違うのかチェックしてみようと思い、とりあえず米国製とメキシコ製を買ってきました! なお、この2本のジーンズを買うにあたり、JP・BBSにも頻繁に書き込みして下さっているナミさんから、501を安く売っているお店の情報をいただき、そのショップで2本とも購入できた事をここでご報告するとともに、ナミさんに御礼申し上げたいと思います。ナミさんナイスな情報本当にありがとうございました! |
米 国 製 | 備 考 | メ キ シ コ 製 |
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○全体図 糊バリバリのままなので穿き心地はわかりませんが、シルエットはまったくおんなじです!レングスによって若干シルエットがちがくなるという説を以前どこかで聞いた事があるのですが、両者のレングスの違いは1インチですがそんなもん全然お構いなしにシルエットは一緒でした!(レングス33インチの米国製の方が裾が長いだけでした) |
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○パッチ ティアオフタブの501XXの印刷方向が天地逆なのと、メキシコ製にMADE IN USAが無い以外は変わりないッス!だた、微妙にメキシコ製のほうが赤インクの印刷ににじみを感じます。 |
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○フラッシャーその他 フラッシャーは書いてある事もサイズも100%全く同じでした。 ギャランティーチケットも見たところ全く一緒!ちなみにFOR OVER 140 YEARSでした。 商品タグは数字に微妙に違いがありますが、ほとんど一緒!数字の違いは意味は全然わかりません。(笑) サイズシールも貼ってある位置は違いますが大きさ、材質全く同じでした。 |
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○タブ メキシコ製のほうがやや飛び出て付けられて、なおかつ表にちょっとした歪みがあります。ポケットとタブを一気に縫う際に失敗したんでしょうか・・・。 |
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○バックポケット ポケットの大きさやアーキュエイトステッチの角度に違いは全くありませんでした。ただ、かんぬき留めのジグザグの幅は米国製の方が広いです!しかし両方ともかんぬき留めが雑ッス! ポケットの口裏はチェーンステッチッス! あと、画像にはありませんが、バックポケット周囲の縫製は米国製の方が作りなれているのかとても上手に縫われていました。 |
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○センターベルトループ 太さ長さみんな一緒でした! 現行品なので当然センターに縫い付けられています。 あと、レプリカ系に見られがちなベルトループの中心の盛り上がりが全くありません!まったいら!超フラット! |
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○トップボタンその他 ジンクボタンの材質、大きさ、形には全く違いはありませんでした!磁石を近づけると両方ともくっつきました! トップボタン裏の刻印は米国製が555(バレンシア工場製だ!!!)!メキシコ製が190。 腰帯の最後の処理に違いがありました!米国製の処理はグランドオールズのG501XXやWWU−SPのようにチョロッとヒゲを出してそのまま放置状態にしていますが、メキシコ製のほうは腰帯の折り目の中にしっかりとはみ出た部分を始末して縫製されている。 |
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○腰裏のステッチ 両方とも上下チェーンステッチです! |
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○コインポケット ポケットの取り付け位置、大きさ、深さ、形、全部おんなじでした。 ポケット口裏は両方ともチェーンステッチで縫製されていました。当然耳なんか使っていないッス! |
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○リベット 両方とも全くおんなじかぶせ方のリベットを使っている。現行には錆防止のコーティングがされていると言う話をどこかで聞いた事があるがホンマかいな? |
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○脇割りとインシーム 両方とも白糸ロックの脇割り縫いで、裾はシングルステッチです!。 現行の特徴の一つインシームの縫製は表から見ると遠めにはオレンジの糸1色に見えるが近くで見るともう1本紺の糸でオレンジの糸に平行に縫われている |
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○ジーンズ裏の洗濯表示 メキシコ製には一番上のように米国製にはないタグがつけられていました。これの裏は全くの白紙です。 で、洗濯表示タブですが、さすが平行輸入品英語ばっかで読めないッス!書いてある事はおんなじですが、生産国だけはちゃんと米国、メキシコと違っています。 洗濯表示タブの上にはなにやら謎の文字米国製には「ASOIP」、メキシコ製には「ASOIPM」と言う刺繍を発見!これは何の意味だ?と思っていたら、情報を下さったナミさんから「A501Pでは?」とのご指摘をいただきました!ちょっとだけ疑問が晴れました!するとメキシコ製に付いているMはメキシコの事? 洗濯表示タグの裏を見るとサイズ、プロダクトコード、生産工場、生産年月等が記載されています。くしくもこの米国製とメキシコ製は両方とも2000年11月生まれ!米国で作りつつもメキシコでも作られていたんですね!日本でも国内での販売のみになら501のロットナンバーを使っていいとの大号令が出た年!地球の裏側では既に米国の工場閉鎖への布石がこうやって粛々と進行していたんでしょうか・・・。そう思うとちょっとさびしい・・・。 |
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○比較を終えて 米国製とメキシコ製では生地も含めてほとんど違いは見られませんでした。縫製の雑さには米国製、メキシコ製両方に一長一短があったように見えました!しかし両方とも生産国を記入していなかったらマンマ一緒ッス!501そのものだけを捉えて、501が好きな方は無理に501は米国製でなけりゃダメと言うのは無しでいいと思うッス!しかし501はアメリカ臭さの象徴!アメリカって言葉がどこにも無い501には魅力半減だと言う意見も私にはわからないではないです!でもこうなってしまってはしょうがない!モノだけ見れば他国で作られていようとも501は501でした!ホントおんなじッスよ! で、アメリカとメキシコでは地続きなので生地等の搬送もうまくいくということも考えられるので、今度はフィリピン製も交えた比較をやってみたいと思います!フィリピン製501も同じ生地使って作っているのかな?それともこの比較はあと10年くらい経ってから、その時期に作られたものどうしで行った方が面白い結果が出るのだろうか?またいずれ抜き打ちチェックのようにこれはやってみたいッス! |