このモデルは1994年秋に、50年代のジップフライの復刻(501ZXXの復刻ととらえてよさそうだ)として発売されたモデルで、1997年には生産中止となってしまった短命モデルである。 発売当初に私も購入したが、そのころ既に愛着のあった502と比較してしまい、502と比べてあまり進化の無かったこのモデルに愛着がそんなに湧かずにフリマで売り払ってしまいました。そして現在こうやってHPを立ち上げて、「自分はコレクター」としての自我に目覚めたときに、売り払ってしまい悔やんだジーンズの1本となって、そのことをBBSで書きまくっていたときに当BBSに書き込みをいただいている海嘯さんから売っていただけることになったものであります。その嬉しさたるや天にも登る気持ちでした!やっぱり私はリーバイスコレクターなんだなぁ〜と、改めて思わせてくれた1本です。 |
写 真 | 備 考 |
○全体図 シルエットは太い!この時期に出されたレプリカの中ではダントツに太かったモデルである。 色落ちうんぬんに関しては落としたことが無いのでわからない。どのような色落ちになるのか見てみたいです。 生地自体はやや柔らかめ。 |
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○フラッシャー 隠しリベットの有るモデルなので、「THE RIBET’S STILL THERE」の文字が入る。 ギャランティーチケットの年代はFOR OVER 140 YERESと書かれている。これは生産時現在の年代であって、当時の年代とは違う年代である。近年発売されているレプリカはこの辺も当時の年代の年数でやっているので、惜しいと思うところである。 ミニブックと言うか、リーバイスの歴史やヴィンテージリーバイスについての説明書きが記載されている二つ折りの紙が付いてくる。504ZXXは50年代のモデルの復刻であるから、表に50’sMODELのシールが張ってある。 |
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○内側の洗濯表示 表側にプロダクトコード、メーカー名、ウエストサイズが印刷されてあり、裏側に品質表示や製造年月が印刷されている。 この504ZXXは94年9月製。発売された一番最初の時期に製造されたジーンズではなかろうか。 |
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○パッチ 防縮加工された革パッチ。ちょっと濃い目の色である。 |
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○タブ このジーンズはワンウォッシュ(正確にはヴィンテージウォッシュ)の物であるが、赤タブが丸まっている。この時期の日本製のタブは丸まらないと思っていたので以外であった。 |
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○バックポケット 形的には50年代のポケットを再現できていると思う。このころのリーバイスブックを見ると、イエローの糸を使ったアーキュエイトステッチを売りにしていたが、綿糸ではないのが残念。ポケット口の裏はシングルステッチになっている。 |
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○裏リベット この時期お約束の丸いタイプの隠しリベット。平タイプになる日をどんなに夢見ていたことか! |
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○トップボタン周り 1966年ころまでの特徴であり、50年代の復刻である504ZXXには当然あって欲しかったVステッチは無い。 トップボタンのくすみ具合には好感が持てる。ただちょっときれいな刻印過ぎるのが残念なポイント。トップボタン裏の刻印は「J22」。この時期の日本製はこれしか見たことが無い。 |
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○ジッパー タロンのセミオートマチックジッパーを採用している。この時期のリーバイスレプリカに細かいディテールを求めるのは酷な話であるが、ピンロック、又はカムロックジッパーを使って欲しかった。 |
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○コインポケット裏 セルビッチは無い。 |
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○センターベルトループ 50年代の特徴であるずれているタイプになっている。 |
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○腰裏のステッチ チェーンステッチである。惜しいなぁ〜。 |
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○スレーキへの印刷 FOR OVER 140 YERESの印刷がされている。 |
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○リベット オスの突起の太い現行に近いタイプのリベット仕様である。 |
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○セルビッチ 平耳でやや幅の広いセルビッチ。太目のシルエットなので、表に出るアタリはあまり期待できない。履いて表から触った感触も、あまり存在感は感じられなかった。 |