リーバイスのジーンズは、1960年代に香港に工場を建てて以来米国以外でも作られるようになっていきます。このジーンズもそのように、米国以外で作られたジーンズの1本です(たぶん極東リーバイス製)。JP立ち上げ前にやはりジッパーフライの米国以外で作られたジーンズ(ロットナンバーなしのBig−Eストレートモデル)を所持していた事がありますが(フリマで売ってしまって今は手元にありませんが)JP立ち上げ後に売らなければ良かったと後悔していたので、ロットナンバー付きでこの状態のジーンズを購入できたのはラッキーでした。 |
写 真 | 備 考 |
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○全体図 股上は米国製Big−EのSタイプに比べると気持ち深いような気がしますし、腿は太いような気がしますが、糊がまだ付いている状態なので洗ってみないとわかりません。でもヒップは米国製Big−EのSタイプに比べると細身のような気がします。 |
○パッチ 米国製ではないのでMADE IN USAの表記がツーホースマークの下に無い。 パッチの下には当時防縮加工のデニムのジーンズに付いていた黄色い紙が付いている。この505Eは「PRE-SHRUNK」となっていますが、私の所持する517e66のデッドストックには別の文字「SHRINCAGE CONTROLLED PROCESS 686」となっています。時期によるものなのか作られた場所によるものなのか現状ではわかりませんが |
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○タブ Big−Eの両面タブです。ちょっと幅が広いように見えますが、折り方がずれているのでそう見えるだけみたいです。米国製と比べると太さなどに変わりはなさそうです。 ただ、このモデルの色落ちしたモノも所持しているのですが、そのタブは丸まっていないです。コレはガッカリでした。 |
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○バックポケット 505独特の縦長のフォルムは米国製と同じようですが米国製の方が気持ち縦長のような感じもします。この辺は洗ってからでないと正確な事はいえませんが・・・。 バックポケットの口裏のステッチはなんとチェーンステッチです!私が以前持っていた米国以外で作られたBig−Eのジップフライモデルもチェーンステッチでしたが、この時期の他国製の物はみなチェーンステッチだったんでしょうか。米国製だと思い込んでいると、この部分を見たときに偽物かレア物かと思ってしまいますが、今のところ私が見てきた米国以外で作られた物は、バックポケット口とこれから画像をお見せする腰裏はどれもチェーンステッチでした。 バックポケットの外周は1本針で縫製されていて、オレンジタブのようなコストダウンかはされていない事がわかる。 |
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○センターベルトループ ベルトループはセンターに収まっています!ベルトループの真中はさほど膨らんではいませんが、現行ほどペッタリではないです。 |
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○腰裏のステッチ 上下ともにチェーンステッチです。 BIG−Eではベルト部分の上部ステッチがシングルステッチのものも初期型としてありますが、他国製で腰部分がシングルステッチだった物は私は見た事がないです! |
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○コインポケット かなり大き目のコインポケットが取り付けられています。ここまでバランス的に大きいコインポケットは私の持っているヴィンテージのリーバイスジップフライにはありません! コインポケット口には耳は使われておらず、チェーンステッチで縫製されています。 コインポケット外周は2本針で縫われています。 |
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無 し | ○縮率などのタグ 米国以外で作られたものの中には66期においてもBig−Eタブを使ったのではなかろうかと見受けられる生地の雰囲気を持つものもありますが、それを確認する方法が私にはわかりません。 一応66期から始まる縮率表示(8%)などの文字がどこかに無いかさがしましたが、どこにも見当たりませんでした。 |
○リベット 米国製と同じものを使っているように見受けられますが、糊バリバリ状態なのに緑錆がひどいッス!この画像に収めた物は唯一見られる状態のリベットですが、それ以外のリベットは緑錆にほぼ埋まっている状態です。銅の混ぜ物などが違うんでしょうかね? 裏はアルミのオスです。 |
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○トップボタン トップボタンの錆の進行も凄いです!米国製ではここまで錆が進行しているものは珍しいです。(たまにあることはありますが・・・)トップボタンを横から撮る時は、フラッシュをいつも使っていますが、フラッシュをたいたらご覧のようにボタン裏の錆が反射して銅の支柱のように見えますが、普通にスチール製です! トップボタン裏の番号は359です。以前所持していた他国製品番不明のジップフライは番号刻印なしでしたが、505Eの極東製には359の刻印が付きます。 で、この極東製についてこのページを見てくださった方がほぼ同じディテールを持つ517Eをお持ちだとメールを下さったのですが、その方のボタン裏の数字は359だとの事ですので極東製のモノは全てのモデルで表示が359かもしれないです。 トップボタン横のステッチはVステッチではなく普通の平行ステッチになっています。 |
○ジッパー タロン42オートマチックジッパーを使っている。前に私が持っていた他国製ジップフライモデルはこのジッパーがご当地のジッパーなのか全然見た事の無いロック機能の無いジッパーが取り付けられていた。でもこれはタロン42が使われています。 |
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○脇割り 幅にかなりムラのある脇割りです。 糸は全てオレンジの糸を使っています。 ちなみに下段の画像は同モデルの色落ちしているモノのアウトシームですが、脇割りではなくロック縫いされています。極東製はかなりアバウトなようです。 |
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○インシーム 見ずらいですが、左が紺の糸、右がオレンジの糸の2本ステッチです!現行と同じディテールです!Big−E米国製には見た事がない仕様です!これもまた偽物疑惑に発展しかねないディテールッスよね! 裏から見るとよくわかると思います。 ちなみに、下段は同モデルの色が落ちているモノのインシームの画像です。白い糸と黄色い糸の2色使いで、表から見ても明らかに2本ステッチだとわかります。 |
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○裾のステッチ なんとシングルステッチです!ひょっとしたら糊バリバリのマンマ裾上げしたかも知れないという疑惑もありますが、パッチ表記を信じるならばそれは無いと思うッス。これまた他国製ならではのディテールか!!!(でも前に持っていた物はチェーンステッチでした。こんなにアバウトなモンなんでしょうか。) |
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○生地 現状糊バリバリ状態ですのでなんとも言いがたいですが、米国製のものに比べて全くひけをとらないツブ感はあります。糊を落としたらその後のレポートは入れてみたいと思います。(いつになる事かわかりませんが…(汗)) |
表示 | 未洗い時 | 洗濯後 | |
ウエスト | W36 | W38インチ | 洗濯後に記載 |
レングス | L32 | L33インチ | 洗濯後に記載 |
●ヴィンテージウエアが買えるお店 |
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