507E


 507と聞いてリーバイス好きの皆さんなら一番最初に2ndのジージャンを思い出しますよね。私もそうッス。しかしこの507は極東リーバイス製で、ジーンズです。そしてシルエットはベルボトムです。すその広がり具合は646と言うよりも684のビッグベルに近いかなりのフレア具合でした。
写              真 備              考
   ○全体図
 サイズ表記よりもちょっと小さめ、股上浅めのベルボトムですが、すそ上げされてしまっているのでブーツカットに見えます。
○パッチ
 米国製のパッチにはついている、ツーホースマーク下のど真ん中にあるはずのMADE IN USAの表記が無い。これは米国以外で作られたジーンズのパッチであることの証拠。でも一体どこで?
   ○タブ
 BIG−Eの赤タブである。素材については、私の目と触感では米国の物と同じように見える。


○バックポケット
 やや下側にステッチされたアーキュエイトステッチ。
 バックポケット裏のステッチはチェーンステッチである。これについてはまだはっきりしたことは言えないが、昔持っていた505タイプのBIG−Eの米国外製のジーンズも同じ仕様だったので、バックポケット裏のステッチがシングルとかチェーンとかで年代の古い新しいを語れるのは米国製に限られるのではなかろうかと思う。
   ○バックポケット周りのステッチ関係
 BIG−Eの時代では考えられない表かんぬきでポケット口は止められている。
 縫製もかなり雑で、縫っている最中に糸が足りなくなったらしく、所々糸を継ぎ足しながら縫製しているのがわかる。また、その継ぎ足しのため糸の解れがメッチャメッチャ多いのもこのジーンズの特徴である。
  

○トップボタン
 ブロンズのボタンを使用。
 トップボタン裏の刻印は359。BIG−Eの時代に3桁の刻印も珍しい。
 トップボタン横の処理は2本の平行線のダブルステッチである。
○ジッパー
 米国製の505や517と同じタロン42ZIPです。タロン42ジッパーは世界の至るところで愛用されていたのか。
   ○リベット
 リベットは501Eと比較しても遜色無いように見える。
○腰裏のステッチ
 チェーンステッチである。
○インシーム部分
 赤耳以降の501ではここがシングルだとオールドになるが、この507BIG−Eは何とイエローとブラックの2本ステッチで縫製されている。どういうこと?
○脇割り
 脇の補強のステッチはかなり雑で、生地のほつれが所々出てきている。

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