1966年、この年、リーバイスはジーンズに対し大幅な変更を行う。501XXは、マニアがあこがれてやまない「XX]の表記をやめ、501のみの表記とする事になった。これはリーバイスの考え方に、501は常に最上のデニムを使用しているのだからわざわざつける必要がないとの理由もあるらしいが、本当だろうか?だとしたら、このレプリカにあるようにロットナンバーの上にわざわざ501XXと小さく入れる必要がなぜあったのだろうか。こんな説明はフラッシャーにでもつけておけば事足りるような気がするのだが・・・。とにかくこの66年頃のモデルは興味が尽きない。 このレプリカは2000年2月発売のモデルである。日本製レプリカであるが、なかなかこだわって作ってくれていると思う。最近おとなしかったリーバイスジャパンがようやく気合を入れ始めたみたいでちょっと嬉しい。 特に、このモデルから、リーバイスジャパン製のジーンズでも日本国内での発売に限り「501」の名称が使えるようになったため、今までのように無理やりこじつけたような50Sやs702のような名称を使わなくてよくなった。これだけでも私としては嬉しいところである。 こいつも47501同様本当に衝動買いでした。 |
写 真 | 備 考 |
○全体図 ごく普通のストレートのような気がします。 |
|
ジーンズの脚の下のところに削った後があるんですけど 解かりますか? |
○パッチ 501XX・501のダブルネームである。まさかこんなマニアックなものを再現するとは!と、雑誌で発表されたときはちょっと驚きました。 ロットナンバーの印字の位置は余り好感が持てないものの、この雰囲気は最高です。マジで人目ボレ!ヴィンテージのデッドの雰囲気をプンプンかもし出しています。(何かオイルのようなものを塗ってあるようです)ただ、残念な事に日本製なのでロットナンバー上部に通常なくてはならないMADE IN USAの文字は、削り取られている。 なお、お店を調べたところ、3月製以降の物についてはこの削られた後がないものもあった。削り方が上手くなったのか、それとも初期ロットのみに、元はつける予定でいたMADE〜の印字のもの(プロトタイプにはしっかり印刷されている)を生産した分だけ削って採用したものなのだろうか。 |
○フラッシャー この作りはちょっと私好みではない作りである。確かヴィンテージのフラッシャーは、もっと布を意識した作りになっていたと思う。 |
|
○タブ 今までのリーバイスジャパン製のBig−Eのタブは、刺繍が白っぽ過ぎていたり、文字の刺繍がヴィンテージに比べると太かったり、上下の淵の処理が違っていて気に入らなかったが、今回のこれについては本当に合格点がつけられるくらい良い出来だと思う。今までのものより細身になったのも良いと思う。 後は履きこんだときに丸まってくるかが問題である。リーバイスレプリカのレッドタブはレーヨンに何かを混ぜて作られているらしいので、丸まらないみたいです。解消されていれば良いのですが・・・。 |
|
○バックポケット ポケット口はシングルステッチを再現している。 アーキュエイトステッチは浅めであるが、このようなモデルも存在する。ただ、ここまで浅いモデルはそんなに見た事がなかったので、ちょっと戸惑った。 広すぎるダイヤモンドポイントが好き嫌いを作りそうです。 ポケット口の裏は当然のごとくシングルステッチである。 |
|
○センターベルトループ この年代のモデルであるから当然センターベルトループは真中に取り付けられている。 |
|
○腰裏のステッチ シングルステッチを再現。 |
|
○コインポケット裏 コインポケット裏に耳がないモデルを再現している。この年代の501には、まだまだコインポケット裏に耳付きのものが多く見られるので、個人的にちょっと残念。 |
|
○リベット 裏はスチール製?(アルミ?)を採用している。この頃はもう銅製ではないのでOK。 |
|
○トップボタン Vステッチ仕様を再現している。 ボタンの雰囲気はだいぶよくなってきている。いぶされた雰囲気は好みである。だた、もう少し雑な作りでよかったと個人的には思う。 |
|
○セルビッチ 実にバランスの取れた細さのセルビッチである。ある意味同時期に発売された47501よりもこちらの方がポピュラーな太さであるので、私好みである。もちろん綾耳。 耳のラインも薄ピンクでとても雰囲気が良い。この耳はかなり好み! |