リーバイスのベルボトムと言えば646が有名ですが、さらに膝から裾へのフレア具合を大きくしたのがビッグベルとも呼ばれていたこの684です。この時代の商品展開やベルボトムのページに何種類のフレア系のロットナンバーが存在するのか、ぜひ‘71年〜‘75年くらいまでのリーバイスのカタログを見てみたいものです! なお、このジーンズは66Eの時代のものです!スレーキに501−66Eと同じように縮率などがプリントされています。 |
写 真 | 備 考 |
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○全体図 ウエストには拳1つ入る余裕がありますが、腿の中間から膝上にかけて、パツンパツンにフィットしてから裾にむけて一気に広がっていきます!しかしその太さから、Charさんからお借りした73684に比べると不恰好です! |
無 し | ○パッチ オレンジタブのBig−Eにはパッチは付きません。 |
○タブ オレンジタブのBig−Eタブです! |
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○バックポケット バックポケットの形は私の持っているオレンジタブEの505と同じ形のようです。 外周の縫製はオレンジタブで有名なライン8での縫製(できるところは全て2本針で縫製する行程)縫われているため、どこまで行っても全て平行です。 バックポケット口のステッチはチェーンステッチです。 ポケット口の両脇は閂留めによる処理がされています。 2本針で縫製している証として角に差しかかると内側に3角形の形を作ってしまいます。(こでが2本針縫製のアジと言えばアジですが) |
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○センターベルトループ ベルトループの本数は全部で7本。どれも真中に膨らみは全くないノッペリしたベルトループです。しかもXXにあったような、腰帯と一緒に一気に縫う縫製は採られておらず、全部後付けでした。 |
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○腰裏のステッチ 腰裏のステッチは上下共にチェーンステッチです! |
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○コインポケット コインポケットはありません。他の品番のオレンジタブのEにはコインポケットが付けられているモノが多いのですが、ビッグベルゆえのデザイン重視の元、割愛されたのでしょうか。 スクープポケットの補強はレッドタブではリベットを使用していますが、この時代のオレンジタブの補強はどの品番でもリベットではなく閂留めです。 スレーキの形もレッドタブとは違い、かなり簡素化された形になっている。 66Eの時代のものとほぼ断定していいところが、スレーキに直接印字するこのプリントです。 この印刷は501では66Eから66前期初期の頃に使われていた表示方法で、この後しばらくすると印字は廃止され品質表示タグに切り替わっていきます。 あと、このジーンズが684だと言う証もここにありました。 真中あたりの数字に684 0217と印刷されています。 製造年月は1973年6月製です。 |
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○リベット 上の画像をそのままコピーですが、リベットはどこにも見当たりません!全部この画像の通り閂留めです! |
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○トップボタン ブロンズのトップボタンで、トップボタン裏の番号は23です! トップボタン横の始末はオレンジの糸による四角いタイプの縫製がされています。 |
○ジッパー この時代のプリシュランクデニムに主流で使われていたタロン42ジッパーです! |
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○股の縫製 股の縫製までが2本針による縫製になっています。 |
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○インシーム 表側はオレンジの糸と紺の糸による2本針による縫製がされています。裏から見ると裏側はオレンジのチェーンステッチとオレンジ×紺の糸によるチェーンステッチで縫製されている。 |
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○アウトシーム アウトシームはインターロックによる縫製がされています。 |
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○生地 生地はそんなに縦落ちしそうな雰囲気のない生地ですが、この時代のプリ・シュランクデニムの生地は501の生地よりも激しく縦落ちするものもあるので不思議だ…。ちなみにこのジーンズも縦落ちしかけています! |
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○裾のステッチ チェーンステッチによる縫製です。 |
●ヴィンテージウエアが買えるお店 |
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