リーバイス　８５４

　カミサンの実家近くに古着屋があると教えてもらい、『カミサンが知っているくらいだからいかがなものか』といぶかって向かった古着屋。カミサンが紹介してくれたとおり入り口にはおじさん革ジャンやおばちゃんが着るような変に派手な服が陳列されていて、『やっぱりぃぃぃぃぃぃ』と思ったが、中に入ると中古ギターや中古家電が陳列されていて、『これじゃリサイクルショップじゃん』と思っていたところ、チョット見たら棚いっぱいにジーンズが置いてありました。ほとんどが７００円～２０００円の現行ジーンズでしたが、中には赤耳やリーバイスやリーのレプリカが２０００円など、この店の経営者はジーンズについては何も詳しくないなと思うプライスでした。結構楽しみながら物色していた中にこのジーンズが何気においてありました。

１２５のようで１２５でない、エンジニアドのようでエンジニアドでないこのジーンズは１９９１年１月製と、内側の品質表示に書かれていましたが、それにしてもその頃にこんなジーンズを作っていたことが意外で、珍しさのあまりＧＥＴしてしまいました。１２５やエンジニアドユーザーの方にはチョット物足りないディテールのジーンズですが、珍しいのでご覧下さい。

写　　　　　　　　　　　　　　真	備　　　　　　　　　　　　　　考
	○全体図　とにかく驚くのは後ろから見たときにバックヨークが無いこと！超黎明期のジーンズにあるディテールを持っています！とともに、この仕様ってエンジニアドやリーバイスレッドにも通ずるものもありますよね！どんな売られ方していたんだろこのジーンズって！あまりにも発売されるのが早すぎたジーンズかもしれないッスね！（って言い過ぎか！（笑））　生地はライトオンス、大体１１オンスくらいしだと思います！
	○パッチ　厚手で牛革製の普通のツーホースマークとはちょっと変わったパッチがついています。
無し	○タブ　取れてしまったのか元からなかったのか付いていないッス！
	○バックポケット　剥き出しリベット仕様です！　この形も１２５、ネヴァダやエンジニアド、ＲＥＤと比較してもなかなか微妙ッスね！（笑）　下ぶくれで縦長のバックポケットです！
	○センターベルトループ　ベルトループはセンターに収まっています！って言うかこの仕様であれば当然ベルトループは取っ払って欲しいと思いますが、そこは（当時の）現行モデル！こういった「？？？」な所を楽しむのが現行シリーズでレプリカのデシテールの楽しみ方ッス！（笑）
	○腰裏のステッチ　上部は現行ならではのチェーンステッチです！シングルステッチを求めてはいけません！（笑）
	○コインポケット　コインポケットはやや小さめで、ＺＩＰＰＯを入れたらギチギチになる大きさです！　もちろんコインポケットに耳はありません。　スレーキの形はオレンジタブのような仕様になっていますが、コインポケットはホームベースタイプです。もちろん縫製は２本針でした！
	○品質表示タグ　日本製１９９１年１月製です。この頃には既にレプリカシリーズが発売されていて、７０１ＸＸもあったはず。そんな時にこのようなジーンズも作っているとは！！！
	○リベット　かぶせ式のカッパーリベットでオスはアルミです！
	○トップボタン　ボタンはジンクポタンで、トップボタン横の処理は当然Ｖステッチなどであるわけも無く（この当時のリーバイスレプリカですらＶステッチではなかったので当然ですが）、四角いタイプの処理がされています。　トップボタン裏はＪ０９の刻印が。
	○ジッパー　そう！このレプリカもどきはジッパーフライモデルッス！レプリカ系ではなくエンジニアドのご先祖様なんでしょうか（笑）？リーバイスの刻印入りＹＫＫ製ジッパーです！
	○インシーム　２本針ステッチです。さすが現行仕様！
	○アウトしーム　レプリカ系を期待はしていませんでしたが完全にロックされています！（笑）