1890年、この年はリーバイスのフラッグシップジーンズに501と言う名前がつけられた年です。その初めて501と名付けられたジーンズの復刻がこの90501です。 参考までにDOSHABURIのDOSHABURI YKさんからの情報によりますと、この90501の元ネタになったジーンズは、リーバイスがネヴァダジーンズの元ネタ購入より3年遡る1997年にリーバイスがニューヨーク市のディーラーからの2万5千ドルで購入しているようです。 このジーンズは10月19日にリンクを貼ったスペインはバルセロナにあるDOSHABURIさんから通販で購入したものです。今期の秋冬のリーバイスジャパンの復刻シリーズにはリジットの新商品がありませんでした。日本で買えないなら海外で・・・・・・、DOSHABURIのDOSHABURI YKさんからメールで色々とお話を聞かせていただいている中で、LVCグローバルラインから90501が発売されたと言う話題になりまして、「よっしゃ、買いましょ」と即返状態で買わせていただく事となりました。海外通販ですが、振り込みから12日後に来るくらいの感覚で気長に待てば、海外モノのリーバイスが買えますので、これも見て『よっしゃ、自分も』とお思いの方はぜひご利用してみて下さい!対応もとても丁寧で安心できますよ。 |
写 真 | 備 考 |
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○全体図 ウエストのサイズが表記36に対して実寸40インチとでか過ぎて、穿いてみてのシルエットの考察が未洗いではできません。33〜34インチまで縮んでくれるのかかなり不安です(無理だろ)。もし購入を考えている方がおりましたら実寸を把握してから購入されることをお勧めします。 しかしとにかく股上は限りなく深いです。 参考までに余談ですが、同じくLVCグローバルラインから発売された44701(701の大戦モデル復刻)は、表記31インチで私が穿けます。 |
○パッチ ツーホースマークの革パッチが付きます。 パッチは後付けでピッチの狭い1本針縫製なので、洗って穿き込んでいくと革が縫製に沿って切れちゃいそうで恐いのですが、それもまあ当時のアジと考えられますので個人的にはこの方が好きです。。 |
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○フラッシャー フラッシャーのようなものは無く、付いているのは画像の紙タグとミニブックのみです。ミニブックの文章は英語です。翻訳しようと思えばできますが、とりあえず時間も無いので翻訳しません。ごめんなさい。 |
○バックポケット バックポケットは右側にかなり大きいポケットが一つです。バックポケットが二つになるのはこのモデルより11年後の1901年になってからです。赤タブも当然まだ付きません。 ポケット全体の縫製はピッチの狭い1本針のシングルステッチによる縫製です。 アーキュエイトも幅の狭い1本針によるいびつなアーキュエイトです。 ポケット口には表リベットが付いています。 |
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○シンチとサスペンダーボタン 1890年モデルなので、当然ベルトループ無しでシンチベルトとサスペンダーボタン仕様です。 さすがにシンチは針シンチではありません。ちょっと細いので、針にしようとして切ったりしようとすると折れてしまいそうなのでできそうにもありません。 サスペンダーボタンは凹タイプの古いタイプで、鉄ボタンです。古さを出すためかペンキ加工されています。まあボタンについては下のフロントボタンの項目に譲ります。 |
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○腰裏のステッチ 上部下部共に当然ピッチの狭いシングルステッチですが、腰帯の折り返しの関係で裏側は腰帯から外れています。 |
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○コインポケット とにかくでかい。ポケット口なんてZIPPOを縦に2個並べてギリギリ入れることができます。容量的にはZIPPO3個分くらいあります。 ポケット口裏には耳が使われています。 ポケット外周の縫製は1本針による縫製です。 |
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○品質表示タグ 裏にはMADE IN USA表記と、なにげに見覚えのある643Mの文字がありますね。製造年月が書いていないのが残念です。 で、すぐにわかりますが、日本語表記もありますね。裏にはリーバイスヨーロッパの下にリーバイスジャパンの名も連なっています。 |
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○リベット 銅製打ち抜きリベットが使われています。刻印の文字の大きさが大きいことやリベットのオスの太さが太いこと、そのオスを叩いたときになってしまったであろうお皿状になったメスの形など、復刻度的にはまだまだかなと言うことを加味しても、このリベットはリーバイスの復刻シリーズの中ではかなり秀逸な加工具合ではないかと思います。 |
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○股リベット 股のリベットもポケットのリベットと同様潰し加工されたリベットになっています。 |
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○フロントボタン トップボタンはサスペンダーボタンと同じく中央凹タイプのリーバイスの刻印の入った鉄ボタンを使っています。鉄ボタンを使っていることにちょっと感激しています。 しかし、この古さを醸し出そうとしたであろうペンキ加工はどうだろう・・・。そのまま放っておけば錆びていい感じになっただろうし、かつて日本製にはs702(新20sモデル)のような秀逸な錆び加工ボタンがあった。それに比べるとなんか『手ぇ抜きやがったな』と思っちゃったりもします。 まあ、こんな加工のボタン見たこと無いので面白いと言えば面白いですが。 下4つのボタンは年代の超古いジーンズではリーバイス以外でも使用が確認されている汎用ボタンタイプを使用しています。 |
○セルビッチ 耳幅2cmのほぼ均一幅の綾耳です。 しかしこの耳の色は青耳なのですが、青耳と言えばもう少し年代が新しくなるとNO.2デニムに使われていました。 リーバイスがこのジーンズの参考にしたのはNO.2デニムだったのでしょうか。 と言うか、1890年代のジーンズのセルビッチは何色のラインがあったのか。ほとんど色が抜けて白耳になった物しか見たことが無いので私にはイマイチわかりません。 まあ、とにかくこのジーンズの耳は青耳です。DOSHABURIのDOSHABURI YKさんがリーバイスに問い合わせをしてくれたのですが、リーバイスからの回答は『参考にしたモデルが青耳だった』とのことです。 |
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○生地 9オンスの生地を使っています。 縦筋がリジッドでもありますし、縦落ちしそうです。 |
表示 | 未洗い時 | 洗濯後 | |
ウエスト | W36 | 40インチ | 洗濯後記載 |
レングス | L36 | 37インチ | 洗濯後記載 |