クッシュマンの商品は名古屋のDON’Tでしか買いませんと伊藤オーナーに忠誠を誓いながらもフリマでGETしてしまったこの1品。名古屋へも里帰りとして穿いて行きましたが、DON’Tに行くときにゃそりゃもう伊藤オーナーに「何でここで買わんのや」と怒られるんじゃないかと心臓バクバクもんでした(笑)。しかし既にこの商品はDON’Tにも在庫はなく、伊藤さんからも「そりゃもう手に入らんぞ。よかったのう」と言われました。と言うのも、作った当時にしても染色などで伊藤さんのこだわりの注文があまりに手間がかかり過ぎ、職人さんも作りたがらなかったそうで、しかも定価を低く設定したためにコストもかかりすぎたと言うことから、一回コッキリしか作らず、金輪際作らないとのことです。(まあリバイバルもよくやるクッシュマンなので気がむいたら値段を上げて作るかもしれませんが・・・) |
写 真 | 備 考 |
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○全体図 シルエットはかなり太いです。と言うか極太です。股上はやや深めのヘソ上で、腿から裾までズドンと極太のパイプドステムです。芯まで染まっている枷染めなので髭がつかないんじゃないかという不安はいりませんので、遠慮なく穿けます。 |
○パッチ パッチは付いていません。パッチの形にステッチが腰帯の縫製の際についでにに1周回っているだけです。 |
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○タブ C・MANの刺繍の入った片面レーヨンタブです。丸まらんのう・・・。 |
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○バックポケット およそ大戦モデルらしからぬ四角く見えるバックポケットです。大戦モデルはもっと丸みを感じる形になっているものが多いです。ヴィンテージの鬼と私は仰いでいる伊藤さんの作らせたジーンズなのになぜこの形になったのでしょう。不思議です。 ポケット口はシングルステッチによる縫製です。 ポケット外周の縫製は内外別々の縫製です。大戦モデルはポケット口の裏リベットの部分内側のステッチが大きく逃げているものが多いのですが、このポケットは形から大戦モデルらしからぬ形なので比較的直線的な縫製です。 |
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○センターベルトループ センターベルトループは左側にオフセットされています。センターにセットされているものの方が圧倒的に多いはずの大戦モデルですので、ヴィンテージの鬼の伊藤さんにしてはらしくない部分です。 中央の膨らみはさほど有りません。まあ、芯まで染まっている経糸ですから色落ちを気にすることはないですし、無理して膨らませるよりも好感を持っています。 取り付けられ方は後付けです。これもまたヴィンテージの鬼の伊藤さんとしてはなぜこうしたのか今度会ったら聞いてみたいです。 |
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○腰裏のステッチ 上部はシングルステッチです。 |
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○コインポケット 大戦モデルなので当然ポケット口のリベットはついていません。 ポケット口裏には耳が使われています。 ポケット外周の縫製は1本針による内外一気縫いです。 大戦モデルのと言えばスレーキは楽しみな部分の一つではないでしょうか。クッシュマンのこの大戦モデルには紺のヘリンボーンの生地が使われています。 |
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○品質表示タグ この大戦モデルは正式なロットナンバーは908です。他の普通の生地で作られている大戦モデルも908です。そのしたにはウエストとレングスの表示が印刷されています。 その真下に縫い付けられているのが素材や洗濯方法を表示したタグです。 |
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○リベット リベットは表が無刻印のスコーヴィル製打ちぬき銅リベットが使われています。 |
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○隠しリベット 普通のリベットの裏側と同じ刻印です。この裏リベットの表側部分を指でなぞってみると何か真っ平な感じがします。UFOにもうち抜きにもなっていない感触がそこにあり、ポケットのステッチを剥がして覗いてみたい気持ちに駆られます。 |
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○トップボタン トップボタンは黒のラッカー塗料でコーティングされたツープロングのアルミ製月桂樹ボタンです。 下4つは黒のラッカー塗料でコーティングされたフラットなツープロングのアルミ製ボタンです。 Vステッチはかなり深く大きめのVステッチです。 |
○セルビッチ 耳幅約1.8cmの、微妙に不均一な朱のラインの入った綾耳です。 |
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○生地 見ても触っても縦落ち確実の生地なんですが、そこは枷染め、芯まで染まっているので色が抜けていく事はあっても縦落ちを完璧にする事はないでしょう。 |
表示 | 洗濯後 | |
ウエスト | 34インチ | 34.5インチ(88cm) |
レングス | 36インチ | 裾上げ済み |
●クッシュマンの商品が買えるお店 |
・アメカジSHOP Klax-on ・アット・OT&EmotionalMENS ・アースマーケット ・INSTINCT ・retreat ・TAKE OFF ・BEAT STYLE ・donetti |