DAKUFU　XXタイプ　ダクフ　デニムワークス　レプリカジーンズ　XXモデル

　このジーンズは古くからのヴィンテージやレプリカジーンズファンには説明不要の、渋谷にある裾上げからリペアからジーンズ作成まで一人でやってしまう福田さんのデニムワークスのオリジナルジーンズです。ここ３、４年ジーンズの裾上げは購入店でしてしまうので、１年に１度くらいのペースでたまに顔出す等の理由で、申し訳なくもオフ会の途中の待ち合わせ場所として立ち寄る等、福田さんにとっては何のメリットにもならない事でお邪魔させていただいております。私にとっては絶対に頭の上がらない方の一人です。
　そしてさらに申し訳ないことに、このジーンズはフリーマーケットでＧＥＴしてしまったものです。ですので、恐くてこれ穿いてはデニムワークスには行けないなと思っている今日この頃です。

写　　　　　　　　　　　　　　真	備　　　　　　　　　　　　　　考

○全体図　股上は普通、太さは全体的にやや太目のシルエットになっています。さすがに数々のオリジナルのＸＸを見て研究してきた福田さんだけに、シルエットは良い感じにＸＸになっています。　余談ですが数年前、デニムワークスに遊びに行ったときに、このＸＸタイプのシルエットと、日本人体型に合わせたオリジナルのシルエット（ＤＡＫＵＦＵにはこの２パターンのシルエットがありました）の両方を試着したことがあり、その際ＸＸタイプの方が確実に私の体型にマッチしたことから、それ以降自分の体型を自虐的に『ＸＸ体型』と呼ぶようになったことは、極わずかな人達しか知らない事実です（笑）。
	○パッチ　ＤＡＫＵＦＵと印字されている鹿革パッチです。　パッチの取り付け方はウエストバンド上部を縫製する際に一緒に縫ってしまう一筆縫いです。
	○タブ　表側にサークルＲの刺繍のみのレーヨン製片面タブが使われています。
	○バックポケット　抜けばアーキュエイトとか、そのまんまアーキュエイトステッチを入れているメーカーが多かった頃より、完全なアーキュエイトは絶対に入れないとのポリシーを持っておられましたので、アーキュエイトっぽいステッチを入れるとなるとこのように苦肉の策になります。でも、この程度のアーキュエイトチックなステッチすら福田さんは入れたくないんだろうなと慮ったりもしますが・・・。　ポケット口はシングルステッチによる縫製です。　ポケットの外周と内周の取り付けは一筆縫いになっています。
	○センターベルトループ　センターベルトループは中央にセットされています。これも作成前の相談次第でオフセット可能な部分です。　中央の膨らみは軽くあります。　取り付けられ方はウエストバンド上部を縫製する際に一緒に縫ってしまう、所謂バンザイと言う縫製です。
	○腰裏のステッチ　上部はシングルステッチです。
	○コインポケット　容量はZIPPOを横に入れて1個半の大容量です。　ポケット口裏には耳が使われています。　ポケット外周の縫製は１本針による一筆縫いです。
	○リベット　表は無刻印のスコービル製打ち抜き銅リベットが使われています。　以前は汎用品の中から好きなリベットを打ってもらうことができました。
	○隠しリベット　平たいタイプのスコービル製隠しリベットが使われています。
	○股リベット　股リベット付けてます。このような遊びもオーダーならではの遊びです。
	○トップボタン　トップボタン、フライボタン共に、ツープロングの月桂樹ドーナツボタンが使われています。このボタンもデニムワークスにあるサンプルの汎用品の中から好きな物を選べました。　Ｖステッチは鋭角です。
	○セルビッチ　耳幅１．９ｃｍで比較的均一な幅の綾耳です。　ラインは染まっている部分と白いとの境目に黄色のラインが入っています。
	○生地　これはデニムワークスオリジナルの生地です。生地はいくつかデニムワークスにある中からも選べますし、以前は持ち込みも出来ました。今はどうか判りませんので、オーダーを検討される方は、発注の際に聞いてみると良いですよ。