デルタドライブ　Ｓ０１ＸＸ

　このジーンズのブランドについては全くわかりません。どなたか何でもいいので情報お願いいたします。
・・・って、じゃあ何でこんなジーンズ買ったのさと非難轟々うけそうなので買った理由をぶっちゃけちゃいますと、パッチを見たときに「ＦＡＢＲＩＣ　ＢＹ　ＣＯＮＥＭＩＬＬＳ」なんて文字が躍っていたからです。ただそれだけの理由です！でもリーバイス好きならば避けて通れない生地でしょう！だっておそらくリーバイス以外でコーンミルズの生地をわざわざ使っている日本製レプリカジーンズはないとおもいますから！！！

　で、これを買ってみて思ったことですが、リーバイスレプリカでは「キャタピラ状のアウトシームのアタリが出なかった」「赤タブが丸まらなかった」「綿糸じゃない」等について嘆いていても「コーンミルズの生地が好き」と言う方にはうってつけのジーンズだなと思いました。まあパーツはリーバイスのパーツではないんですけど・・・。

写　　　　　　　　　　　　　　真	備　　　　　　　　　　　　　　考
	○全体図　股上の深さは普通、ヒップは微妙にタイト、腿から裾までは普通の太さのパイプドステムなシルエットです。
	○パッチ　牛革製革パッチで、なんと言ってもこのパッチの特徴は赤帯の抜き文字の「ＯＲＩＧＩＮＡＬ　ＣＯＮＥＭＩＬＬＳ」と「ＦＡＢＲＩＣ　ＢＹ　ＣＩＮＥＭＩＬＬＳ」です。これを見過ごしていたら買わなかったかもしれませんが、おそらくリーバイス以外でコーンミルズの生地をわざわざ使っている日本製レプリカジーンズはここだけでしょう！　パッチの取り付け方は後付けです。
	○タブ　「○Ｒ」のみの片面レーヨンタブです。しっかりと丸まります。
	○バックポケット　横に長い形のバックポケットに、反則とも思える綿糸のアーキュエイトステッチ！ひょっとしたらオリジナルステッチはアーキュエイトの中央から何か出ていたのかもしれませんが、私が購入した時はこの状態でした。　ポケット口は表が黄色、裏がオレンジの糸を使ったシングルステッチによる縫製です。　ポケット外周の縫製は内外別々に縫製されています。
	○センターベルトループ　中央にセットされています。閂留めは黄色の糸を使っていますが、２本の縫製糸はオレンジの糸が使われています。　中央の膨らみはほとんどありません。　取り付けられ方は後付けです。
	○腰裏のステッチ　上部はシングルステッチです。
	○コインポケット　ＺＩＰＰＯを縦に入れてちょうど収まる程度の比較的小ぶりに見えるコインポケットです。個人的にはあまり大きすぎる物よりもこれくらいのほうがＺＩＰＰＯの収まりがいいから実用にかなっていて好きです。　ポケット口裏には耳が使われています。　ポケット外周の縫製は1本針による一筆縫いです。
	○品質表示タグ　こんなモンがついています。
	○リベット　表側は無刻印のスコーヴィル製打ち抜き銅リベットが使われています。　オスが太く、メスの中央がやや窪んでいるため、打ち抜いた生地が見えなければかぶせ式リベットにも見えます。
	○隠しリベット　無刻印の台形銅リベットが付けられています。なぜか４つの隠しリベット全部に取り付けの際に付いた思われる縦の傷があります。
	○トップボタン　ボタンはアルミ製汎用ボタンが取り付けられています。　Ｖステッチは微妙に急角度です。
	○セルビッチ　耳幅１．４ｃｍと結構細めの綾耳です。ピンクのこのラインは、リーバイスのアメリカ製５５５０１や６０年代レプリカ５０１でよくお目にかかっていたそれと同じように見えます。リーバイスレプリカは思いっきり耳幅が広かったですが、この耳は幅が狭いのでキャタビラ状のアタリが表に出やすいです。
	○生地　何度も言いますが、おそらくコーンミルズ製の生地をあえて使って作られたレプリカジーンズなんてリーバイス以外ではここだけでしょう！毛羽立ちの激しかった６０年レプリカ５０１と同じ生地のような気がしますが、パッチの赤い抜き文字部分にはオリジナルコーンミルズと書いてあるので実情は定かではありません。しかしまあよく似ています。毛羽立ち具合なんかそのマンマです！　で、６０ｓレプリカ５０１と同じような生地なだけに、縦落ち感はおそらく薄いと思います。この生地を見事な色落ちにさせるとしたら、３０～４０％の色残りまで余り洗わずにガンガンに穿きこむのが最良の手段だと思います。そこまで落とせばかなりいい感じの色落ちが出せると思います。