ドゥニーム　ＷＷ２モデル　ＤＥＮＩＭＥ　大戦モデル

　ドゥニームの第二次大戦モデルです。コレとマッコイの９０１とグリームのジーンズが３０００円台でリサイクルショップに並んでいるのを発見してまとめ買いしちゃいました。まだまだ地道に探せばアメカジに不勉強なリサイクルショップは中古屋や委託販売やヤフオクよりも安くＧＥＴできるので、旅の道中やマメな探索はやめられません。

写　　　　　　　　　　　　　　真	備　　　　　　　　　　　　　　考

○全体図　シルエットは大戦モデルらしくヒップからレングスまでかなり太めです。股上はヘソまで来るほど深めです。
	○パッチ　ゴートスキンパッチです。　パッチの取り付け方はウエストバンド上部を縫う際に上部のみをまず縫い付けて、その後に後付けのように四角く縫製する余りレプリカジーンズでは見られないようなパッチの取り付け方で取り付けられています。
	○タブ　ＤＥＮＩＭＥの刺繍が入ったレーヨン製片面タブが使われています。
	○バックポケット　ポケット口のアールがこれでもかと言うくらい弧を描いています。先細感はなかなかのバランスですし、パッカリングもなかなかの出方だと思います。　隠しリベットを大げさに避けるステッチングも大戦モデルとしては見事だと思います。さすが大手はよく見ています。　ポケット口はシングルステッチによる縫製です。　ポケット外周の縫製は１本針による内外一筆縫いです。
	○センターベルトループ　センターベルトループは中央にセットされています。太さも大戦モデルらしくなかなかのモノです。　中央の膨らみは微妙にですがやや盛り上がっています。　取り付けられ方はウエストバンド上部の縫製と一緒に縫製する所謂バンザイです。
	○腰裏のステッチ　上部はシングルステッチです。
	○コインポケット　大戦モデルなのでポケット口にリベットによる補強はありません。容量はＺＩＰＰＯを縦に入れて（横には入らなかったです）スッポリ入り、１．３倍くらいの気持ちで余裕があります。　ポケット口裏には耳が使われています。　ポケット外周の縫製は１本針で内外別々に縫製されていますが、内側のステッチが角の無い丸い形になっている所などはよく見ているなぁ～と感心させられるところです。ステッチも何回も糸を継ぎ足しつつ縫っているところも雰囲気が出ています（わざとではなく本気でこの縫製しかできなかったと言うなら問題ですが・・・。）。ただ、内外一筆縫いに見せかけようとした処理は無い方がよかったかなと思いました。
	○品質表示タグ　右バックポケット内に品質表示タブが付いています。ドゥニーﾑのジーンズはここに品質表示タブを付けますが、私はここにウォレットを入れている関係でタグがめくれてポケット口から顔を出していることがよくあります。付ける場所別の所に改善してくれないですかね。
	○リベット　『－ＤＥＮＩＭＥ－Ｙ．Ｈ．』の刻印が表裏に入ったオリジナルの銅製打ち抜きリベットが使われています。
	○隠しリベット　『－ＤＥＮＩＭＥ－Ｙ．Ｈ．』の刻印が入ったオリジナルの隠しリベットが使われています。形状が丸みを帯びているところに大戦モデルらしさが出ていて好感が持てますが、スチールの銅メッキだったらもっと良かったです。
	○トップボタン　トップボタンは月桂樹のツープロングドーナツボタンを、フライボタンには『★ＤＥＮＩＭＥ　ＣＬＯＴＨＩＮＧ』の刻印の入ったオリジナルカバードボタンを使用しています。　Ｖステッチは第二ボタン下部まで伸びて鋭角にステッチが帰ってくる深さのあるタイプです。
	○比翼裏の処理　残念ながら切りっ放しにはなっていません。なかなか良くできているところは良くできているだけに、ちょっと残念です。
	○セルビッチ　耳幅平均１．９ｃｍで、幅はほぼ均一な綾耳です。ラインはオレンジです。
	○生地　経糸を解いてみましたが、流石ドゥニームですね。染めがなかなか深いです。　ＸＸやＮＥＷＸＸの生地に比べると、粒感と言うよりは縦筋感のある生地です。