フラットヘッド　Ｓ３０３ＸＸ（ライトニングイベント限定）

　このジーンズは２００３年に横浜で開催された雑誌ライトニングのイベント用に３０着限定で発売すると言う触れ込みで広告が出ていたので、思わず横浜までて馳せ参じて購入してしまいました。しかしその最大の限定のキモである『このモデルでしかやらないと言う触れ込みだったバックポケットのペンキステッチ』は、この次に発売されたＳ３０３ＸＸＳＰであっさりと覆され、おまけにそっちは鉄リベット鉄ボタン装備になると言う事で、このジーンズの限定と言う価値をものの見事にぶっ潰してくれました。これじゃこのジーンズは単なるペンキステッチ入りなだけの大戦モデル！（ってか、事実そうなんですが・・・）

　私は横浜くんだりまで何を買いに行っとるんかい・・・。限定ッつーのは元々あるモデルよりもグレードが高いものじゃないのかい・・・。限定よりもグレードの高いものがすぐ後に出るとはどういう神経しとるのか・・・。（オマケに自由が丘でも買えちゃうし･･･）

　これでウエアハウスに引き続き、限定ものを信用しないブランドが一つ増えました。・・・・まったく、鉄ボタン鉄リベットの発売を知っていればそっちを買うに決まってるじゃないッスか！馬鹿らしい！これ買った１ヵ月後に発売するって知ったんですよ！何でもう少し早く言ってくれなかったかなぁ～・・・(プンスカ）。ちょっと残念なお買い物でした。きっと穿かない・・・。いや、抗議の意味も含めて絶対に穿かない・・・。そしていずれ売る・・・。

写　　　　　　　　　　　　　　真	備　　　　　　　　　　　　　　考
	○全体図　シルエットは通常のＳ３０３と同じシルエットです。股上がやや深め（ヘソ下くらい）で、尻が普通の太さで腿から下がかなり太いシルエットです。
	○パッチ　鹿革を使った革パッチで、パッチの取り付け方は一筆縫いです。
	○フラッシャー　まあいつも通りの物が付いております。
	○タブ　ＦＬＡＴ’Ｈの刺繍の入ったレーヨン製両面タブです。大戦モデルなら片面にして欲しかったところです。
	○バックポケット　通常のＳ３０３と違うのがこのペンキステッチです。何回くらい洗うと消えるんでしょうか。　ポケットの形は微妙に内側は丸み感がありますが、残念ながら外側が直線的なので、大戦モデルらしさにやや欠けます。　ポケット口はシングルステッチによる縫製です。　ポケット外周の縫製は内外一気縫いです。
	○センターベルトループ　大戦モデルなので中央にセットされています。　中央の膨らみはやたらあります。　取り付けられ方は万歳と呼ばれる腰帯上部を縫う際に一緒にベルトループ上部を縫い付けていく縫製です。
	○腰裏のステッチ　上部はシングルステッチです。
	○コインポケット　大戦モデルだけにポケット口にリベットは使われていません。　ポケットの大きさは、ＺＩＰＰＯを横にして余裕で２個と1/4入るかなり大きめのコインポケットです。　ポケット口裏には耳が使われています。　ポケット外周の縫製は１本針による内外一気縫いです。　スレーキに使われているのはカーキ色のヘリンボーンです。
	○品質表示タグ　表にはブランドネームと英語での洗濯表示が、裏にサイズと品番、素材、日本語の洗濯表示、会社名、電話番号が表示されています。
	○リベット　『Ｔ・Ｆ・Ｈ・＆・ＣＯ．』の刻印が表に、『Ｆ・ＨＥＡＤ－ＣＯ．』の凸型刻印が裏に入っている銅製オリジナル打ち抜きリベットが使われています。
	○隠しリベット　刻印のないフラットな銅製隠しリベットです。大戦時の裏リベットは角の丸いものが多かったのでヴィンテージテイストにこだわるフラットヘッドだからこそ丸いタイプを使って欲しいです。
	○トップボタン　アルミ製月桂樹で、支柱にカッパーを使ったトップボタンを使用し、下４つのボタンには通常使用しているフラットヘッドの刻印入りのボタンが付けられています。　Ｖステッチは生真面目な標準タイプです。
	○股の処理　綺麗に織り込んでます。大戦モデルですからここはきりっぱなしで良かったと思いますが・・・。
	○セルビッチ　耳幅１．８ｃｍの、微妙に不均一チックになっている綾耳です。　耳のラインは他のブランドのラインよりもやや細めのピンクのラインです。
	○生地　生地はフラットヘッドお得意の縦落ち感バリバリの３生地です。間違いなく縦落ちしてくれるでしょう。

○縮率です

	表示	未洗い時	洗濯後
ウエスト	３４インチ	３５．５インチ	洗濯後記載
レングス	３６インチ	３５．５インチ	洗濯後記載