GLEEM 203XX


 このジーンズは茨城県を拠点としているデルボマーズのオリジナルジーンズです。タイプ的には大戦モデルの最終型をになります。
写              真 備              考
 
○全体図
 シルエットに関してですが、股上は普通の深さです。太さ的にはウエスト〜腰骨までの太さに対して尻下から脚部は結構太目のシルエットです。201に比べてもかなり太く感じます。ちなみに私はこんなシルエットのジーンズが一番自然で好きだったりします。
○パッチ
 ショップオリジナルジーンズのパッチではたまに見かける馬車がデザインされている羊革パッチです。
 パッチの取り付け方はウエストバンドの縫製と一緒に縫う一筆縫いです。
   ○タブ
 両面にGLEEMの刺繍の入ったレーヨン製赤タブが付いています。




○バックポケット
 現在の203XXにはペンキステッチが入っているのですが、この古いタイプの203XXにはYステッチが入っています。このYステッチの意味は、アルファベットの最後の文字Zを最高(オリジナルのリーバイス501XX)と例えるなら、GLEEMはその手前のYのレベルにありたいと言う願から付けられているとのことです。

 ポケット口はシングルステッチによる縫製です。

 ポケット外周の縫製は内外一筆縫いです。
○センターベルトループ
 中央にセットされたベルトループが付いています。

 中央の膨らみは微妙にあります。

 取り付けられ方は後付けです。
○腰裏のステッチ
 上部はシングルステッチです。






○コインポケット
 スクープポケットのアールがかなり深いため、コインポケットの露出がものすごいあります。ポケットの容量はZIPPOを縦に入れて余裕ある1個分と言う感じです。コインポケットの底が、コインポケットとしてはかなり鋭角になっています。

 ポケット口裏には耳が使われています。

 ポケット外周の縫製は1本針で内外一筆縫いで縫製されています。

 スレーキの形が現行チックと言うか汎用チックな形になっています。201のスレーキは普通の形だったんですけど・・・。いくら大戦末期を参考にして作ったとはいえこの形はちょっと無いんじゃないかなと思ったりしました。

 なお、スレーキにはシリアルナンバーらしき番号が印刷されています。
   ○リベット
 表が無刻印のスコービル製製打ち抜き銅リベットが使われています。オスの突起がやや小さめです。
○隠しリベット
 平たいタイプのスコービル製銅リベットが使われています。
  

 

○トップボタン
 『★ GLEEM CLOTHING & CO ★SPESIAL』の刻印の入ったアルミ製オリジナルのトップボタンと『★ GLEEM CLOTHING & CO ★』の刻印の入ったアルミ製オリジナルフライボタンが使われています。

 ボタンの数は全部で4つしかありません。何?こんなところに物資統制ですか?って言うより大戦末期モデルならドーナツボタンの方が嬉しかったような思いもあります。

 Vステッチはトップボタンを突き抜けてかなり上までステッチされています。
○セルビッチ
 耳幅1.7cmで比較的均一な幅で朱赤のラインの入った綾耳です。


○生地
 生地に粒間や縦筋感はあまり感じられないものの、色が落ちてくるにつれてかなり自然な縦筋が出ます。また、生地は柔らかめでオンスが高そうなので夏場は肌にまとわりつく感触があります。

 生地感に関してですが、201XXとかなり似ています。いや、ホント同じじゃないかと思うんですが、今度ショップで聞いてきてみます。

○縮率です
表示 洗濯後
ウエスト 32インチ 34インチ
レングス 34インチ 裾上げ済み
(あくまでも素人採寸ですので軽いご参考までに!)

●グリーム取扱店
 ステュードベーカー楽天市場店(茨城県)
 アメカジSHOP Klax-on(岡山県)


レプリカジーンズの部



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