Ｊ．Ｗ．デイヴィス　ＸＸタイプ

　Ｊ・Ｗ・デイビスときてピンと来る人はリーバイスヴィンテージマニアです！！！ジーンズにリベットを打ち込むことを最初に考案したヤコブ（ジェイコブ）・W・デイビスさんの名前を冠するこのジーンズを見たときは、ディテール云々をチェックする以前に買わずにはいられませんでした！まあ買った後はレプリカブームに乗って作られたその辺のこだわりのないジーンズと作り的にあまり違いないものなのでそのままになっていますが・・・。

　念のためこのジーンズはヤコブデイビスさん直系の会社『ベンデイビス社』のジーンズではなく、単にデイビスさんの名前を冠した国産ジーンズですのであしからず！<(_ _)>

写　　　　　　　　　　　　　　真	備　　　　　　　　　　　　　　考
	○全体図　意外とヒップがタイとめにできているシルエットですが、腿から裾までは比較的普通の太さで微妙にテーパードしているストレートラインです。現行ジーンズではよく見られるシルエットのような気が・・・。
	○パッチ　素材は紙パッチで、パッチの取り付け方は後付けです。
	○フラッシャー　ややリーバイスチックな古風(笑)なフラッシャーが付いています。　しかしこのフラッシャーリーバイスのようにフラッシャーとギャランティチケットに別れているわけではなく、これで１枚のフラッシャーです！(笑) 　ムッチャ安っぽいです。
	○ミニブック　何かこんなミニブックが付いているのもリーバイスチックでそそった所です。　ミニブックを開くと、ゴールドラッシュが始まるリベット付きパンツの特許が認められるボタンフライデニムパンツ誕生　（ブルージーンズの原型） 5ポケットスタイルになる　（以前は４ポケット）ベルト用のループが付けられる　（以前はシンチバックベルト）サンフォライズドファブリックが使用されるバックポケットにタブが付けられるコンシ－ルリベットが使用されるジーンズと呼ぶようになる　（以前はオーバーオール）ウォッシュ加工始まるカラージーンズが作られるコーデュロイジーンズが作られるブリーチアウト加工始まるストーンウォッシュ加工始まるケミカルウォッシュ加工始まるまで、年号はは行っていないものの、ジーンズの歴史が綴られている。
	○タブ　表に『ＤＡＶＩＳ』、裏に『Ｊ・Ｗ・』の刺繍の入ったレジスターマークつき両面レーヨンダブです。
	○バックポケット　　ポケット口はシングルステッチによる縫製です。　ポケット外周の縫製は通常のレプリカ系とは逆方向から始まる内外一気縫いになっています。
	○センターベルトループ　センターベルトループは左側にオフセットされて取り付けられています。　中央の膨らみは全くありません。　取り付けられ方は後付けです。
	○腰裏のステッチ　上部はシングルステッチです。
	○コインポケット　　ポケット口裏には耳が使われています。　ポケット外周の縫製は２本針による縫製だしおまけに下糸は白い糸だし・・・。(怒）
	○品質表示タグ　ロットナンバーは６０２のようですね。５０１＋１０１って所でしょうか。　洗濯の際の色落ちを心配して裏返して洗えと書いてある取り扱い方法を記載するジーンズは、私のコレクションしているジーンズの中ではこれだけです！これが発売された頃は絶対に裏返して洗えという風潮が出来ていましたからね！
	○リベット　『Ｊ・Ｗ・ＤＡＶＩＳ』と、両面に刻印の入った銅製オリジナル打ち抜きリベットを使用しています。
	○隠しリベット　丸みの雰囲気が若干大戦期のリベットの形状に似ている『Ｊ・Ｗ・ＤＡＶＩＳ』と刻印の入ったオリジナル裏リベットです。　形状は普通のリベットの裏と同じです。　しかもどういう訳か、表側に出っ張りを感じる事が出来ないです。どういうこっちゃ・・。
	○トップボタン　『Ｊ・Ｗ・ＤＡＶＩＳ』と刻印の入ったアルミ製オリジナルボタンが使われています。　ボタン裏にも『ＪＷＤ』と刻印が入っているあたりに、オリジナルパーツへのこだわりが感じられます。　Ｖステッチは標準的なＶステッチになっています。
	○股にカンヌキ　これはいかがなモンでしょう・・・・。
	○セルビッチ　耳幅約１．５ｃｍで、比較的不均一にうねりのある耳幅の平耳です。　耳のラインは朱赤です。
	○生地　お世辞にも縦落ちしそうな雰囲気はありません。レプリカジーンズ全盛時代に量販店で大量に売られていた１本３千円くらいの耳付きジーンズの生地によく似たとてもフラットで革新織機で織ったような風合いの生地です。ムッチャ微妙・・・。