旧マッコイ×リー　１０１Ｂ

　このマッコイ×リーは、マッコイが一度倒産する前にエドウィンに企画持ち込んで作ったレプリカです。定価１８，０００円なんですが、ネットオークションを見ていると新品はそれ以上の値段で取引されているプレミアジーンズです！う～む・・・マッコイマジック！

　私はＬｅｅのヴィンテージをじっくり見た事がないので、どこがどうオリジナルにムッチャクチャ忠実なのかはわかりませんが、オリジナルを（たぶん）知っているであろう人からは「凄い忠実だ！」「今まで色々な所から出されていたリーレプリカには不満があって買わなかったがこれは最高」「これ以上のモノはない」と褒めちぎられていたジーンズです！

写　　　　　　　　　　　　　　真	備　　　　　　　　　　　　　　考
	○全体図　表記サイズに比べてかなり大きいので、穿き心地もかなり太く感じます。もう１サイズ下でもよかったです。　で、大きいながらも穿いた感じでジャストサイズを思うと、お尻がややタイト気味になるのかなと言う感じです。
	○パッチ　上側は腰帯の縫製と一緒に一気に縫われています。　焼印の部分がひび割れてきていますが、まだパッチ自体はオイル分を含んでいるのかシットリと柔らかい状態で、あまり急激に縮む兆候は見せてはいません。
	○タブ　Ｒ／ＭＲ無しの黒タブがバックポケット右側に付いています
	○バックポケット　サイズが大きくなってもポケットの大きさは変わらないので、大きいサイズになればなるほど左右のポケットの間が広がり不恰好に見えるバックポケットです。　ポケット内にはレイジーＳステッチに沿った部分から下に、補強の当て布が当てられています。　バータック２本によるスレッドリベットは形よく中央でクロスしています。
	○ユニオンチケット　ユニオンチケットを真似したモノが横向きに付けられています。　旧マッコイ×リーのユニオンチケットには、ＵＬＴＩＭＡＴＥ　ＳＥＥＫＥＲ　ＷＯＲＫＥＲ　ＭｃＣＯＹの印刷があります！これは純正リーのレプリカかマッコイ×リーかの簡単な判別材料になります！
	○裏側の縫製糸　主要な巻き縫い部分は一方が白い下糸になっている。新作では片側が黒糸です。
	○センターベルトループ　中央につけられています。　中央の膨らみはさほどありません。　取り付けられ方は後付けです。この辺の取り付けられ方などがオリジナルに忠実になっているかについては、オリジナルを持っていないのでわかりません。リーバイスならバンザイ縫製で取り付けられているんですが・・・。
	○腰裏のステッチ　上下ともにシングルステッチです。
	○センタータグ　腰帯のほぼ中央に取り付けられています。　大昔読んだ雑誌によると、このセンタータグは刺繍糸１本１本の打ち込み本数などまで調べて作ったとかいてありましたがショップで見たオリジナルと見比べるとやっぱり雰囲気や雑さが違います！本数まで調べても復刻具合は難しいんですね！
	○コインポケット　リーは、このコインポケットと通常呼ばれている部分のポケットをマッチポケットと呼んでいたとか呼んでいないとか…。　　大きさはかなり大きく、ポケットに手を入れて見ると、縦にやや長めに感じます。向かって右側は隠れて見えませんが、もちろんリベットが取り付けられています。　ポケット口は耳は使われず、三つ巻きにされ、２本針で縫われています。　ポケット外周の縫製は２本針による縫製です。
	○品質表示タグ　表側の品質表示タグによりマッコイ×リーと判別する事ができます。
	○リベット　銅製のリベットが付けられていますが、オリジナルにどれだけ近い作りになっているのかは私にはわかりません。
	○股リベット　ちょうどステッチが入り組んでいる所をぬうように、後付けで股リベットが打ち込まれています。
	○トップボタン　こちらのボタンもオリジナルにどれだけ近い作りになっているのか、エド×リーの流用ではないのかと言ったことは、持っていないのでわかりません。　腰帯のエンドの始末は何もありません。きっぱり腰帯の下で終わっちゃっています。
	○セルビッチ　耳幅２．３ｃｍと結構広めで白い部分の少ない綾耳です。
	○インシーム　表側から見るとイエローの糸と紺（既に色褪せて赤紫っぽくなっていますが）の糸の２色使いで、裏は片側が白い糸によるシングルステッチ、もう片側が黄色の下糸による１本針チェーンステッチの縫製です。しかもなぜかご丁寧に両方とも裏から見ると２回づつの補強になっていて、なんかちょっと変です。これがオリジナルに忠実なのでしょうか。
	○裾　表が黄色い糸、裏が白い糸によるチェーンステッチです。
	○生地　かなりの粒感で、私が１０年位前に穿いていたエドウィン製のリーライダース１０１Ｂのレプリカに比べるとかなりゴツゴツした生地になっています。昔のエド×リーの生地は、表がフラットなのにジワッとした縦落ちを黙っててもしましたが、この生地は縦筋もあり、手に粒感と言うかゴツ感を感じ、力技で縦落ちさせるような生地になっています。