オムニゴッド 5005


 ドミンゴのブランド、オムニゴッドの5005です。オムニゴットのジーンズは、レプリカジーンズ全盛期にただ耳があるジーンズと言うだけでレプリカジーンズと言う枠にくくられていましたが、当時よりレプリカと言うよりは独自路線を驀進していたブランドです。あと、余談ですがここのデニム加工のデキはレプ系の中では最も自然でした。3rdタイプのジージャンの加工モノを見たときは、そりゃもう自然で驚いたもんです。だから、ここのジーンズ等が本気でこだわってレプリカジーンズを作ったら、もっとレプリカジーンズマニアの評価はトップクラスになるくらい上昇していたと思います。もったいないブランドだなぁ〜と思っていた記憶があります。
写              真 備              考
 
○全体図
 シルエットは太くもなく細くもなく至って普通のシルエットです。腿から下が真っ直ぐなのと、生地に変なゴワ付きがなく、14オンスとやや軽めの生地なので穿きやすいです。
○パッチ
 円の中にOMNIGOD OLD TEXTILE DOMINGO CO LTD.と印刷されているシンプルな紙パッチです。

 パッチの取り付け方は後付けです。
   ○タブ
 取り付け位置が右バックポケットの右側に取り付けられている『OMNIGOD』と両面に刺繍されたレーヨン製オレンジタブです。(よく見られるリーバイスタイプは右バックポケットの左側にあります。)




○バックポケット
 ポケット口の補強の隠しリベットを避けるように大きく内側に切れ込んだ縫製が特徴的なバックポケットです。

 ポケット口はシングルステッチによる縫製です。

 ポケットの外周と内周の取り付けは一筆縫いになっています。
○センターベルトループ
 センターベルトループは中央にセットされています。

 中央の膨らみは全くありません。

 取り付けられ方は後付けです。
○腰裏のステッチ
 上部はシングルステッチです。






○コインポケット
 コインポケットの形状はホームベース型ですが、スレーキ側から見るとわかるように取り付け順序が違うようで、スレーキに下地のデニムを縫い付ける前にデニムに縫いつけています。なんかスレーキ側から見るとノッペラボウで物足りない気分です。

 ポケット口裏には耳が使われています。

 ポケット外周の縫製は2本針による縫製です。


○品質表示タグ
 表側にロットナンバー、サイズ、素材、洗濯表示、メーカー名が記載され、裏側に素材、洗濯表示と注意等が記載されています。
   ○リベット
 表に『・OMNIGOD』の刻印が入り、裏は台形で無刻印の銅製オリジナル被せリベットが使われています。打ち抜きでないところが独自路線っぽいです。
○隠しリベット
 台形で無刻印の銅製隠しリベットが使われています。
  

 
○トップボタン
 『・OMNIGOD』の刻印の入ったトップボタンとフライボタンが使われています。

 Vステッチはやや大きめです。
   ○セルビッチ
 これはもうホント独特ですが、オレンジの糸が目にも強烈な耳幅1.8cmの綾耳です。

 幅は比較的均一な幅です。










○生地
 色落ちはやや緑がかった色落ちになりますが、加工物であっても定評のあるものでありますから、穿き込まれたものはもっと自然な縦落ち感のある色落ちになります。この生地でレプリカ全盛期に完璧なヴィンテージを意識してジーンズを作っていたら、今以上にもっと注目されているジーンズになっていたと思います。

縮率です
表示 洗濯後
ウエスト 34インチ 36.5インチ
レングス 03(って、何このサイズ?) 裾上げ済み
(あくまでも素人採寸ですので軽いご参考までに!)

●ドミンゴ(オムニゴット)のジーンズが買えるお店
  BENKYOYA GROUP (北海道)
  FLOSSY楽天市場店 (茨城県)
  服道楽 (東京都)
  空てん (東京都)
  VERY (群馬県)
  オールオーバーザエッセンス (愛知県)


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