埼玉 川越



 ある日のことでした。カミサンと酒を飲んでいて旅の話になりました。そうそう、うちのカミサンは小さい頃からカミサンの両親に連れられて日本全国くまなく回ったと豪語しているくらい旅をしまくっていて、『もう日本の観光名所は飽きた』と言うくらいのトラベラーです。で、話を戻して私が白川郷の鄙びた良さなどを語っている時のことです。何とカミサンは白川郷へは行ったことがないそうで、私はつい「何?日本全国観光名所は飽きたぜって言ってなかったっけ?」と、ツッコミを入れてしまいました。そしたら酔った勢いのカミサンは悔し紛れにこう言いました。

「うるさいわね、白川郷がナンボのもんよ。あんた川越だって行ったことが無いくせに古いモン好きなんて語ってんじゃないわよ!」

 と言うことで行ってきました、川越!これでカミサンも文句は言えまい!
 川越は小江戸と呼ばれるくらい江戸時代は栄えていたそうです。新河岸川を利用した舟運で江戸と強いつながりを持ち、江戸を守る北の守りとして有力大名が配置されていたとのことです。栄えないわけがない。しかし、私の故郷である横須賀市の浦賀もそうですが、江戸時代に栄えた街と言うのは結構寂れてしまうもんなんですね・・・。

 現在の蔵造りの町並みは明治26年の川越大火の後に立てられたものが多いそうです。蔵造りは耐火性も良いと言うことで江戸時代には幕府も奨励していたそうですよ!

 で、蔵造りのこの町並みは道路を挟んで正味100mあるかどうかと言う短い通りですが、ここだけ雰囲気がガラッと変わる心地良い町並みです。ただ、車通りがちょっと多いかな。もう少し静かだともっと雰囲気が出ていいような気がしました。












 メイン通りだけを見ているわけではなく、単車を降りて脇道も散策しました。これは時の鐘です。市の指定文化財にして日本の音風景100選にも選ばれている川越のシンボルとも言えるものではないでしょうか。江戸時代に酒井忠勝建てたのが始まりだということですが、現在の鐘は明治27年に再建されたものです。全長16m、3層構造の塔です。6時、12時、15時、18時に鐘が鳴ります。

 この一角には人力車によるガイドもあります。おのぼりさん状態になりますが、せっかくの観光です。こういうところでオノボリになるのもなかなか粋ではなかろうかと思います。


 で、ジーンズサイトをやっているからにはこの辺にアメカジ系のショップがないものかと、川越に出発する前にリサーチなんぞをしまして、LOVE LETTERSというショップが川越にあることを知り行ってきました。

 店は細道にあるので、とりあえず単車は駅前の駐輪スペースへ置いていきました。駅前にこんな駐輪を堂々とできるスペースがあるのはいいっすねぇ〜。都会モンには信じられないです。実際私も『本当にここに駐輪しても大丈夫だろか・・・』と、微妙に不安でした。目の前に派出所もあったし・・・。

 そんでもってLOVE LETTERSですが、以前ウエアハウスに別注をかけてLeeモデルのショップオリジナルジーンズを作っていましたが、残念ながら現在は作っていないとのこと。

 しかし手ぶらで帰るのはつまらないので、LOVE LETTERSオリジナルの七部袖とサーマルをGETしてきました。七部袖は『店頭には出していない』、『80着程度しか作っていない』、『全部黒の七部のラグランではなかなか無いカラー』で、レジの奥から引っ張り出してきて「好きそうな人にだけ紹介しています。」との事でした。そう、私は好きそうに見えるんです(笑)!でもこのお店の人とても人柄の良い方でしたよ!ホント!皆さんも川越にお越しの際はぜひ訪ねてみてください!
【走行後記】
 ・走行距離   50km弱(往復)
 ・燃費       ガスの給油なし。
 ・俺の体状態  こんな距離では余裕の絶好調です。往復共に休憩なしです。
 ・エストの状態 冬だからかそろそろOHが必要なのかどちらかわかりませんが、信号待ちでエンジンが止まることが
          今までより1.3倍増のような感じがしました。



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