SCHOTT Model333復刻
(PERFECTOブランド75周年記念)(日本300着限定品)


 2003年、ショットのライダースジャケットPARFECTO(パフェクト)ブランドの生産75周年を迎えた。1928年、当時レインコートを作る会社だったショットにライダースジャケとの生産を依頼したのが当時バイクパーツ等の卸販売会社だったBECK社であった。そのライダースジャケットのブランド名としてこれ以降ショットはライダースジャケットを始めとするスポーツウエア製産業へ経営方針を転換していく。それを記念して作られたのがBECKとのコラボの中でも名品と言われる1941年製造開始のModel333復刻である。ちなみにPARFECTOとは、パーフェクト(完璧)ではなく、創業者アーヴィン・ショット氏が好んでいたキューバ産葉巻の名前(パフェクト)に由来している。

 雑誌で10月くらいから販売される事は知っていたのですが、限定300着のみの販売と言う事ですっかり諦めムードだったところに、ショップでこれを発見してしまいおそらくこれを購入したら当分ライダースジャケットは買わないだろうと思えるくらいやられてます。値段とこだわり様の自己満足比でのコストパフォーマンスは、私にとってかなり良かったです。オマケに吉祥寺で発見した時には絶対にこれは値下げしないと言い切られて、定価で買うかと半ば諦めていたところに、12月29日にアメ横の中田商店で発見した時にはあっさり値引かれていたので、一度店外へ出たものの、心の中ではほぼ瞬買いのようなもんでした。
写              真 備              考




○箱
 このライダースジャケットには、これ専用に箱も復刻されています。1941年生産開始のこのモデルに合わせて40年代の箱が復刻されています。それにしてもデカイです。縦26インチ(65.9cm)、横15.5インチ(39.3cm)、高さ3.5/8インチ(9.3cm)の大きさは、どこに仕舞っとけばいいんだと悩みます。当然カミサンに内緒で購入しましたので・・・。(汗)

 箱の下にあるサイズ等の表記部分には、何も記載されていません。
○証書
 パフェクトブランド75周年記念云々と英語で書かれたA4紙1枚が入ってます。

 シリアルナンバーはマジックで手書きです。
○全体図
 型はステアハイドの同タイプの物とは全く違う型になっています。と言うのも、このライダースジャケットに関しては、日本から企画を持っていき、企画を持ち込んだところがオリジナルを持ち込んで型を出したそうです。

 着た感じは肩と脇にかなりのゆとりを感じ、二の腕から袖にかけて細くなっている感じを受けます。また、背中にプリーツが入っていないので、腕を前に伸ばすと背中が窮屈になります。オールドタイプならではの着心地です。

 それとこれに使っている革は馬革ですが、比較的硬い革を使っていて、馴染むまでちょっと時間がかかりそうです。テカリもマッコイのライダースのようなゴキブリ系のテカリがあります。このままでは恥ずかしいので着込んで着込んで着込みまくって早く古着感を出したいです。
○首回り
 襟元にはチンストラップがついていて、フルにフロントを閉めた時には、首元まで閉めて完全に風をボディ内に入れないようにする工夫がなされている。この襟のタイプは私は初めての購入なので、これから厳冬期での単車乗りに使用してみようと思います。

 ただし、革がムッチャクチャ硬いので、当然ボタンボールの革も硬いため、当分ボタンをはめるだけでも苦労が絶えないと思います。そのうち力いっぱいはめたり外したりしすぎてボタンが取れちゃうんじゃないだろうかと心配になります。




○エポレット
 エポレットにはスタッズが一つ付いています。そのスタッズも7つの爪仕様のスタッズが使われています。これは外れやすいと言うデメリットがありますが、古いモデルと言う雰囲気をかもし出すのには必要なアイテムだと私は思っています。

 スタッズの裏地は、ライダースの裏地と同じ生地が使われています。

 3枚めの画像は、エポレット部分の肩口の縫製の画像を載せいていますが、この部分にかかわらず全ての部分の縫製もこのように昔の縫製をしっかりと復刻させていて、かなり私の自己満足度を上げてくれています。
○パッチ
 このライダースジャケット用に作られたパッチですが、このデザインはこのライダースジャケットのために同時に復刻された当時の箱と同じデザインの物になっています。


○タグ
 現行ラインと変わらない物が付いています。


 
○ポケット
 私の好きな形のDポケットタイプです。Dの縦の部分はフォロンとジッパーと平行の形で見た目のバランスも良いです。

 Dポケットのジッパーはタロンジッパーを使い、つまみはライダースに使われている革と同じ馬革を使用しています。また、そのツマミには丸型2つとその間に菱形のスタッズが使われています。

 Dポケット上のポケットはフラップ上部の2つの隅とポケット口に鳩目が使われています。フラップを留めるボタンはスナップボタンです。
○内ポケット
 内ポケットは右前身ごろ内側(Dポケットの反対側)にあり、その形はジッパーこそ無いものの、画像の縫製の跡では見にくい面もありますが、Dポケットと同じ形になっています。こんな小技に私はクラッと来ます。
○ジッパー
 フロントジッパーはタロンのオートマチックジッパーを使用しています。ツマミにはライダースと同じ馬革が使われ、丸型のスタッズがついています。

 また、ジッパーのレールは隠れるタイプになっていますが、革が硬いのでジッパーの上げ下げがなかなかスムーズにはできません。これは馴染んでくれば解消される問題だと思いますが、その前にスライダーの上下をしているうちに擦り切れないか心配になってきます。
○袖の仕様
 腕の長さは、私にとってやや長めで単車に乗るのに最適な長さになっています。街着にするのでしたら身長180cmくらいの人で袖の長さがちょうど良くなるような気がします。

 袖のジッパーを閉めるとグローブが入るくらいの余裕があります。グローブをはめてその上から袖を閉めると完全に風は入らなくなりました。

 ジッパーを開いた状態は、完全に開放されるタイプになっているので、ジッパーを上げるとかなり開放感があります。

 袖に使われているジッパーは、タロンの先細になっています。
○腋の仕様
 脇は1枚革になっていて、通気孔は無い仕様です。着ていると脇の下に硬い革で何やらゴワついた余裕を感じるだけで、アジャスト機能は殆ど無いような感じです。
○バックル
 バックルは左右ローラータイプの物になっています。

 ベルトは腰の部分が太く、先に行くにつれて細くなるタイプで、ベルト穴は4つです。
○ベルトループ
 本体と同じ馬革で幅1.5cmと太目の物が付けられています。
○腰裏のシリアルナンバー
 腰の裏の中央には、箱に入っていた証書(?)と同じナンバーが刻印されています。








○品質表示チケット等
 まあ参考までにこのライダースに付属していた物を掲載しておきます。
○ハンガー
 中田商店の店員さんの心使いでしょうか、ハンガーも一緒に入ってきました。ちょっと嬉しかったです。

●ショットのライダースが買えるお店
 ・METHOD
  ・服道楽
  ・SUPER RAG
  ・Rhino Store
  ・DL
  ・WABISABI
  ・Rhino Store
  ・カジュアルショップJOE
  ・GIGI
  ・ジーンズ&カジュアルピックアップ
  ・Rhino Store
  ・INSTINCT
  ・GLEAM
  ・ROOST
  ・バックドロップ
  ・Z−CRAFT
  ・Basis
  ・DR.jpz
  ・BUZZ−iShop
  ・610アメリカ屋
  ・ミルパッケ
  ・ストリートファッションMIYOSHIYA
  ・JEANS-SANSHIN
  ・PARADISE MARKET
  ・JSS
  ・レザーマン
  ・ライダー御用達!BOBCAT
  ・earth-mall
  ・カンフル
  ・1.0% 皮ジャンパー皮パンツのラックス


レザー&ウールジャケット等の部



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