鐘馗堂　大和　レプリカジーンズ

　このジーンズは大阪アメ村にある鐘馗堂のオリジナルジーンズです。作り的にはリーバイスのＳタイプを基にして、バイカー向けに作られた15オンスの生地がウリのジーンズです。レプリカ全盛時の私は、このジーンズはＸＸタイプではないと言うことで全く購入意欲が無かったのですが、最近になって気になりだしてようやく見つけてＧＥＴしました。たまにこうしてレプリカ全盛期の昔を思い出し、ふと欲しくなってしまうジーンズが出てきます。

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○全体図　シルエットは太いです。更に腿の下部から裾まではそのまま真っ直ぐのパイプドステムなので、生地の重さも相まって、武骨という言葉が相応しいくらいです。股上は普通の深さです。こう言うシルエット最近無いですよねぇ～。
	○パッチ　赤い紙パッチです。レプリカ全盛期に、このパッチを見たときは『これはレプ系ジーンズの仲間に入れて良いのか？』と、疑問に思うくらい衝撃的な色でした。少しだけレプ系ジーンズに対して柔軟になったのか、最近ではこのような独創的なパッチもありかなと思うようになりました。　パッチの取り付け方は後付けです。
	○タブ　『鐘馗堂』の刺繍が折り目のところに入ったレーヨン製赤タブが使われています。
	○バックポケット　浅めのアーキュエイトステッチの入ったバックポケットです。Ｓタイプを基にしているだけに、ポケット口に隠しリベットを避けて縫うような縫製は見られません。　ポケット口はチェーンステッチによる縫製です。　ポケットの外周と内周の取り付けは一筆縫いになっています。ポケット口の補強はバータックで、隠しリベットはありません。
	○センターベルトループ　センターベルトループは中央にセットされています。　中央の膨らみはほんのわずかにあります。　取り付けられ方は後付けです。
	○腰裏のステッチ　上部はチェーンステッチです。
	○コインポケット　容量はZIPPOを横にして入れて、１と３分の１個分でした。　ポケット口裏には耳が使われています。　ポケット外周の縫製は２本針による縫製です。
	○リベット　『－ＳＨＯＫＩＤＯ－ＪＰＮ』の刻印入りのオリジナル被せリベットが使われています。メスは銅製でオスはアルミ製です。
	○トップボタン　トップボタン、フライボタン共に『★ＳＨＯＫＩＤＯ★ＡＭＥＭＵＲＡ　ＪＰＮ』と刻印されたオリジナルのボタンを使用しています。ＡＭＥＭＵＲＡの刻印にご当地性を感じます。　トップボタン横のウエストバンドの始末はボックスステッチになっています。
	○セルビッチ　耳幅１．５ｃｍのかなり細身の綾耳です。　耳の幅は微妙にムラがあり、なかなかヴィンテージっぽさが出ています。　ラインはピンク色です。
	○生地　１５オンスの生地は当時は厚みのある方の生地だと評判でしたが、昨今のヘビーオンス志向のブランドの方向性から、１５オンスなんて普通の厚みだと思われるようになってしまっていますね。しかし、個人的にはこの１５オンスでも厚みがあると感じます。　まあ、それは置いといて、色落ちにつきましては申し分なく縦落ちします。