サンライズジーンズ　００１　

　このジーンズは前に雑誌で見た時はインターネットでしか買えないと紹介されていました。現に私も都内のショップではまだ見た事がありません。詳しいこのブランドのラインナップはこちらのサイト「http://www.srj.co.jp/｣をご覧下さい。

　しかし、ネットでしか買えないはずのこのジーンズですが、私は運良く代々木公園のフリマでＧＥＴしました。待ち合わせの時間より少し早めに来て、各ブースをウロウロしていたのですが、そこで発見し、なかなか値引きしてくれなかったのですが、同行人がきたので「あ～、待ち合わせしてた人が来ちゃった！ここで負けてくれないと誰も買わないと思いますよ！」と最後のプレッシャーをかけたら、泣く泣く負けてくれました。売り子さんごめんなさい。本当にいい買い物させて頂きました。

写　　　　　　　　　　　　　　真	備　　　　　　　　　　　　　　考
	○全体図　穿いた感じは太くもなく細くもなくちょうどいい感じのストレートです。腿から裾はほぼストレートなパイプドステムです！股上も普通です。悪く言ってしまうとワイルド感の無い本当に優等生ジーンズですが、本来こういうジーンズをさりげなく穿ける人こそかっこいいと私は思います。　バックヨークが一直線のＶ字ではなく、ややカーブを描く軽いアーキュエイト状のため、お尻のフィット感がなかなか良いです！ジャストサイズで穿きたいジーンズです。　あと、余談ですが、このジーンズは油断しているとすぐに０番手の糸（一番太い糸）を使っています！
	○パッチ　山羊革製の革パッチです。サンライズジーンズの名前の通り日の出をデザインした物になってます。パッチの取り付け方は一気縫いです。
	○タブ　レーヨンとポリエステルの混紡の赤タブです。目が粗いので余り好きなディテールではないです。見た感じ丸まりそうにもないです。
	○バックポケット　とりあえずパッと見で上が黄色、下がオレンジのさんライズステッチに脱力感を感じます！このブランドを良く現していて私的には全然アリです！　ポケット口はシングルステッチによる縫製です。また、ポケット口の２本針縫製の間の生地は、ベルトループの中央の膨らみ同様膨らんでいて、アタリ重視の作りになっています。ここまでやってくれるんですから、もう少しキャタピラ状に縫ってくれたらアタリがもっとかっこよくなったと思いちょっと残念…。　ポケット外周の縫製は内外一気縫いです。
	○センターベルトループ　１．５ｃｍ幅の比較的太く見えるベルトループです。　中央の膨らみはボッコリってほどでは無いですが、しっかりアタリが出るように、中央が膨らんでいる作りになっています。　取り付けられ方は腰帯の縫製の際に、ベルトループの上部を一緒に縫製する万歳縫製と呼ばれる縫われ方です。
	○腰裏のステッチ　上部はシングルステッチです。
	○コインポケット　深さは差ほど無いものの、その分横幅がＺＩＰＰＯを横に入れて１つスッポリ入るくらい幅のあるコインポケットです。　ポケット口裏には耳が使われています。　ポケット外周の縫製は１本針による縫製で、内側の縫製は５角形ではない大戦モデルのような丸みをおびた縫製です。これはＸＸの大戦直後にはあった縫製方法なので文句ナッシングです！むしろ珍しさからこれはいいです！
	○リベット　「－Ｓ．Ｊ－Ｒ．Ｖ．Ｔ」と刻印の入ったスコーヴィル製オリジナル打ち抜き銅リベットです。酸化すると黒っぽくなってきます。
	○隠しリベット　平らなタイプでＳＣＯＶＩＬＬの刻印の入った隠しリベットです。
	○トップボタン　汎用アルミボタンが取り付けられています。サンライズジーンズのサイトでは真鍮にスズを混ぜたオリジナルボタンが掲載されていたんですが・・・。　Ｖステッチはやや角度が鋭角です。　買って唖然としたんですが、なんとトップボタンのボタンホールが生地と完全に分離しちゃっていました。ここのウリの一つに、できるだけ太い縫製糸を各所に使用するというのがありますが、太い糸で生真面目に作ってしまったのが仇となったのか、ボタンホールの縫製の縁の生地を完全に切っちゃっています。ボタンの留め外しはムチャクチャ面倒です。ここ製のモノは他の物もこんな感じになってしまうんでしょうか・・・。
	○セルビッチ　耳幅１．５ｃｍと、比較的細めの太さで、蛍光イエローとオレンジのラインの入った綾耳です。幅はほぼ均一です。
	○生地　１５オンスの生地です。生地感はかなり粒を感じる感触のあるボコボコ気味の生地です。好きな人にはたまらない感触ではないでしょうか。　縦筋はわざとらしくない程度に入っていますので、頻繁に洗いさえしなければ縦落ち感は得られるはずです。