テイクオフ　オリジナル別注　ＸＸタイプ　ジーンズ

　このジーンズは神戸にあるショップ『テイクオフ』のオリジナル別注ジーンズです。Jeans Pavilionは２００６年４月よりアフィリエイトを始めましたが、その過程で各ショップをチェックしているときに偶然発見し、お値段も１２，３９０円（税込）と比較的良心的なお値段だったのと、このジーンズの紹介されているページの文面に『お値段も手ごろですし、一度試してください。本当に絶対に損はさせない自身があります。』（注：原文ママ。自信だろってツッコミはなしで…）と書いてあったので『XXモデルのショップ別注ジーンズGETだぜ！』と購入した次第です。
　モノはこれから下の各ディテールを見ていって頂ければわかると思いますが、レトロクラフトのXXタイプであるXX５００をベースにしています。と言うかＸＸ５００そのまんまと言っても良いと思います。そこにアーキュエイトステッチが入るかどうか、それだけだと思います。余談ですが、レトロクラフトはブルーウェイがレプリカジーンズを本気で作るために立ち上げたブランドです。

写　　　　　　　　　　　　　　真	備　　　　　　　　　　　　　　考

○全体図　股上やや深めで全体的にやや太目のＸＸらしいシルエットです。腿から裾へは真っ直ぐなラインのパイプドステムです。
	○パッチ　パッチにはショップのオリジナリティは全くなく、レトロクラフトの山羊革パッチがそのまま付けられています。　パッチの取り付け方はウエストバンド上部を縫製する際に一緒に縫ってしまう一筆縫いです。
	○フラッシャー　フラッシャーと呼べるようなものはウエストベルトに付けられていた布タグとベルトループに付いていた２、３枚目の紙タグのみです。　これらもレトロクラフトのモノのみです。
	○タブ　レジスターマークが両面に入ったレーヨン製赤タブが使われています。
	○バックポケット　レトロクラフトにはないアーキュエイトステッチが入ります。　また、このアーキュエイトステッチの色はイエロー、ピンク、レッドと３色の中から指定でき、オレンジの糸も使えるとのことです。　ポケット口はシングルステッチによる縫製です。　ポケットの外周と内周の取り付けは一筆縫いになっていますが、アーキュエイトステッチを縫い付けるために一度外したような跡が見受けられます。
	○センターベルトループ　センターベルトループは中央にセットされています。　ベルトループの平行ステッチはイエローとオレンジの２色使いになっています。　中央の膨らみは殆どありません。　取り付けられ方は後付けです。
	○腰裏のステッチ　上部はシングルステッチです。
	○コインポケット　容量はＺＩＰＰＯを横に入れて１個半入るやや広めの大きさです。　ポケット口裏には耳が使われています。　ポケット外周の縫製は１本針による一筆縫いです。　スレーキには縮率やブランド名がプリントされています。
	○品質表示タグ　タグは２枚重ねになっていて、１枚めに洗濯に関する注意書きがプリントされたタグが付き、２枚めにロットナンバー、サイズ等がプリントされたタグが付きます。
	○リベット　『－ＲＥＴＲＯ－ＣＲＡＦＴ』の刻印が表に、『Ｓ・Ｃ・Ｏ・Ｖ・Ｉ・Ｌ・Ｌ－』の刻印が裏に入った銅製打ち抜きリベットが使われています。
	○隠しリベット　平たいタイプで『ＳＣＯＶＩＬＬ』の刻印の入った銅製隠しリベットが使われています。
	○トップボタン　『★ＲＥＴＲＯ　ＣＲＡＦＴ★ＯＶＥＲＡＬＬ』と刻印されたトップボタンと『ＲＥＴＲＯ　ＣＲＡＦＴ★ＯＶＥＲＡＬＬ』と刻印されたフライボタンと、全てレトロクラフトオリジナルのアルミ製ボタンが使われています。
	○セルビッチ　耳幅１．６ｃｍで、比較的均一な幅の綾耳です。　ラインは薄いピンク色です。
	○生地　レトロクラフトのジーンズはレプリカジーンズ全盛期の頃からありますが、なぜ当時はさほど評判にならなかったのか不思議なくらい粒感を感じる所謂今風な生地が使われています。この生地で現時点で新発売とされていたなら、かなりの評判になった生地だと思います。リリースされた時期がウエアハウスやドゥニーム等のメジャーブランドのジーンズがもてはやされていた時代だったので、時代が悪かったのかなと言う気がします。　ブツブツ系の触り心地の生地が好きな方には結構お勧めできます。