ウエス　４０１

　このジーンズは前から東海勢に色落ちが凄く良いと聞いてて、気になっていたのですがショップの敷居の高さに全く近寄る事が出きなかったブランドのジーンズでした。

　しかしこのブランドの売り方は物凄かったですね！店頭に説明書きが張ってあり、１回目は商品のウンチクを聞き納得をし、２回目の入店でようやく買う事ができるとか、試着無しでは絶対に売らないとか、洗い方からそのサイクルまで指示してあったりとか、人によってはこれは宗教かと言うくらい徹底された売り方でした。私も小手指にあるショップに行った事があるのですが、店員さんは穏やかな対応なのですが、

その１：子供服（ＵＥＳはこっちの方が知る人ぞ知るらしいのですが…）を見ていたらすかさず、「お子さんを連れてきて試着をしっかりされないとお売りできません。」・・・見るのもダメなのかよ！

その２：ジーンズを見ていたらＷ３２までしか置いていなかったので、「Ｗ３４ってないんですか？」と聞いたところ「うちは３２までしか作っていないんです」・・・・おいおい！横浜じゃＷ３６までしっかり商品展開していたよ（しかも後で調べてみたらＷ４４まで作っているらしい・・・）、作ってないっておまえ・・・。

と、目をパチクリしたくなることもしばしば・・・。あれ以来その店には行っていないのですが、あの客扱いの悪さでこれからどのように生き残っていくのか心配です。

　と、私の初ＵＥＳ詣ではこんな感じでしたが、買うときは堅苦しくない横浜のお店で買うつもりでいたのにフリマで買っちゃいました。

写　　　　　　　　　　　　　　真	備　　　　　　　　　　　　　　考
	○全体図　穿き心地は、ヒップから腿はタイト気味で、膝からしたは腿とあまり太さの変わらないパイプドステムのため、ゆとりのある感じです。細身のパイプドステムシルエットのジーンズを求めている方にはお勧めしたいです。　股上は深くも浅くもなくちょうどいい感じです。
	○パッチ　山羊革の革パッチで、なかなかの飴色に変色します。　パッチの取り付け方は後付けです。
	○タブ　表にＵＥＳ表示のあるレーヨン製片面タブです。
	○バックポケット　ＵＥＳのジーンズは、私の回りで聞くところによる評判では、色落ちに定評があるのですが、私が納得できない唯一の部分がこのバックポケットのジーンズとのバランスです。私のサイズになると、どうも小さすぎの感じと中心よりも離れすぎの感じがします。まるでヴィンテージのリー１０１Ｊに似たバランスです。　ポケット口はシングルステッチによる縫製です。　　本来アーキュエイトステッチは入らないはずなんですが、私の購入した物にはステッチが入っちゃっていました。おそらく前オーナーがどこかのショップに持ち込んで後から付け加えた物だと思いますが、その証拠に矢印部分より下側は縫い直された跡があります。　縫製は内外別々に縫製する方法がとられていて、ポケット口で隠しリベットをかなり大きく避けた縫製がされています。こちら側はオリジナルの縫製です。
	○センターベルトループ　左側にオフセットされて取り付けられています。　中央の膨らみは自然な膨らみになってて嫌味がないです。　取り付けられ方は後付けです。
	○腰裏のステッチ　上部はシングルステッチです。
	○コインポケット　大きさはＺＩＰＰＯを縦に入れてややゆとりがあるくらいのちょうどいいバランスの取れた大きさです。　ポケット口裏には耳が使われています。　ポケット外周の縫製は２本針による縫製がされています。
	○品質表示タグ
	○リベット　オスの小さい無刻印の銅製打ち抜きリベットが使われています。
	○隠しリベット　やや丸みを帯びたタイプの隠しリベットが使われています。もう少し丸みがあると大戦モデルっぽい隠しリベットになります。
	○トップボタン　★ＵＥＳ★ＳＥＲＶＩＣＥ　ＵＮＩＦＯＲＭと刻印の入ったオリジナルのブラスボタンをトップボタンにもボトムボタンにも使っています。
	○セルビッチ　耳幅約２．１ｃｍの比較的均一な幅を保つピンクのラインの入った綾耳です。
	○生地　程よい粒感があるアマ撚りの糸で織られためまい系生地で、普通に穿いていても良い縦落ちをするはずです。