ダルチと言えば1986年にD01と言う30年代のジーンズを元にショップオリジナルジーンズを作ってきたブランドとして、レプリカのパイオニア的存在である。D01はその後SD−D01と名称を変えるが、ここに紹介するコレクションのSD−D02はそのSD−D01と同じく、天然インディゴ(インド藍)による24回の染色工程(枷染め)を経て染められた生地を使い、ダルチザンの中では最も太いシルエットを持つモデルである。 ダルチのホームページはこちらをクリック! このジーンズはヤフーオークションで発見しました。最初に入札して数日、誰も競合する者もなく平穏な日々を通ってきて、いざ落札日という日がきました。普段私は平日家でBBSチェックやメールチェックを出来ないのですが、その日に限ってメールのチェックを行いました。何か虫の知らせのようなものだったのでしょうか・・・。そしてメールボックスにあったもの、それは高値更新のメールでした。時間的にもう落札されているだろうと思って覗いてみたオークションのページにあったのは、残り時間あと「4分」の表示!「これは私に落札しろといっているものだ」と俄然闘志を燃やし再入札したところ、残り時間が10分に延長!普段の倍以上長く感じる10分を過ごしてようやく私の手にやってまいりました!これを縁と言わずになんと言おうか!変な思い入れの出来たジーンズとなってしまった!大切にしていきたいと思います。 |
写 真 | 備 考 |
○全体図 シルエットは腿から裾にかけてズドンとほぼ同じ太さで落ちる太目のシルエットです。 生地の感触はざら感があり、さわり心地が良い。SD−D01は14.5オンスの生地を使っているようだが、この生地はそんなにオンスの重いものには見えない。また、24回染めてあることにより、天然インディゴデニム独特の薄い染め具合とは全く異なり、かなり濃いです。余分な生地経糸を抜いてその糸を見たところ、ほぼ芯のほうまで染まっていた!い、色落ちするのかとても心配! |
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○パッチ 豚が二匹でジーンズを引っ張り合うデザインの山羊革パッチ。豚の履いているパンツは左が染まっているパンツで右が染まっていないパンツ。経糸と緯糸になぞらえているのだろうか・・・。 |
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○タブ 右側バックポケットの右側(リーバイスは左側)に取り付けられた白タブ。オリジナリティあふれるポリエステル製日の丸タブである。 |
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○バックポケット 比較的横に幅広いバックポケット。そしてダルチ独特のアーキュエイトステッチ。全て蛍光イエローのように明るめの黄色い糸で縫製されている。 バックポケットの口裏はシングルステッチである。 なお、SD−D01に見られるバックポケット内部の補強布はSD−D02には付いていない。 |
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○センターベルトループ センターからずれたベルトループ。 |
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○腰裏のステッチ シングルステッチを再現している。 |
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○コインポケット裏 耳つきのコインポケット裏です。 |
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○品質表示タグ |
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○リベット オスの突起が太目の打ち抜きリベットを使用している。表側にDARTISAN−SA−の刻印、裏は無刻印である。 |
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○隠しリベット 銅製の平たいタイプの隠しリベットが装備されている。個人的には文字は凸タイプより凹タイプの方が好きだけど・・・。 |
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○トップボタン トップボタンはつや消しタイプの私好みの仕様を再現している。裏は無刻印で支柱はアルミ製。 トップボタン横のステッチはVステッチである。 このジーンズの特徴の一つでもあるが、ボタンの数はトップボタンを含めて4つである。5ボタンに慣れているせいかチョット物足りない。 |
○セルビッチ 赤と緑の糸を使ったセルビッチ。幅は平均1.7cm。ちょうど良い幅である。 |
パッチ表示 | 実寸 | |
ウエスト | 34インチ | 33インチ(約84cm) |
レングス | 表示無し | 34.25インチ(約87cm) |
●ストゥディオ・ダ・ルチザンのジーンズを買えるお店 |
・C.POINT ・DONNA ・モアーネット ・アメカジSHOP Klax-on ・ろーぐす ・TAKE OFF ・Gパン屋のFUJIYAMA ・FLISCO ・INSTINCT ・カンフル |