リーバイス 701XXとリー Miss Leeの比較


 リーバイスとリー、ジーンズメーカー2大巨頭のレディースモデルの比較です。
 もちろんオリジナル同士の比較です。この比較が出来るのは、JP BBSに書き込みをして下さっていて、Leeに造詣のあるナミさんが、ここに紹介されているLeeを貸してくれたおかげです。ナミさん本当にありがとうございます。
701XX 備 考 Miss Lee
701XXの全体図 ○全体図
 サイズ、レングスの長さが違うのでなんともいえないが、確実にいえるのは両者共にやたら股上が深い。穿けば両方とも胃の辺りがベルトの位置になると思う。
ミス・リーの全体図
無し ○パッチ
 残念な事に701XXのパッチは取れてなくなってしまっているが、パッチのあったであろう部分に付いている生地から布パッチがついていた事がわかった。
 Miss Leeは牛革のレザーパッチがついている。ただし、メンズと取り付け位置がちょっと違う。
ミス・リーのパッチ
701XXのタブ ○タブ
 ブランドが違うのでその形ももちろん違う。
 701XXは右バックポケットの左脇上部につけられているのに対し、Miss Leeは右バックポケット口の左方向に縫い付けられている。
 なお、Miss Leeには、腰裏のセンター部分にもタグがついている。センターに取り付けられたこのタグにより、501年代後期〜60年代初期に作られたものと言う事がわかる。
Miss Leeのタブ

Miss Leeの腰裏タグ
701XXのバックポケット

701XXのバックポケット内
○バックポケット
 みなさんご存知のとおりリーバイスとラングラーではバックポケットの形状の違い、ステッチの違いがあります。
 Miss Leeのバックポケット内には、しっかりと当て布がホースマウスステッチに沿って縫い付けられているが、701XXのポケット内にはそのような当て布は無い。
ミス・リーのバックポケット

ミス・リーのバックポケット内
701XXのセンターベルトループ ○ベルトループ
 長さ、太さにあまりかわりは無いものの、その取り付け位置が、701XXは上からキッチリ留められているのに対し、Miss Leeの方は上からやや下がったところ(6ミリほど下がったところ)から縫い付けられている。
ミス・リーのセンターベルトループ
701XXトップボタン周り

701XXトップボタン 701XXトップボタン横

701XXトップボタン裏
○トップボタン周辺
 
ミス・リートップボタン周り

ミス・リートップボタン ミス・リートップボタン横

ミス・リートップボタン裏
701XXジッパー 701XXジッパー裏 ○ジッパー
 701XXはコンマー製ピンロックジッパー、ミス・リーはグリッパー製ピンロックジッパーである。
 両方ともジッパーファンにはたまらないものだと思うッス!

ミス・リージッパー ミス・リージッパー裏
701XXリベット

701XXリベット裏
○リベット
 両方とも打ち抜きリベットである。さすがにこの辺のディテールは両方ともそのブランドの特徴をあらわしている。
ミス・リーリベット

ミス・リーリベット裏
701XXのセルビッチ ○セルビッチ
 701XXはピンクのラインの入った綾耳であるが、ミス・リーは脇割り縫いである。
 ちなみにリーバイスの耳の縫製幅は結構アバウトであるが、ミス・リーの方はなるべく同じ太さで縫おうとしている努力が見える。
 幅は701XXが概ね1.2cmなのに対し、ミス・リーは3cmとかなり広い。
ミス・リーの脇割り
701XXの生地裏 ○裏生地
 両者共に右綾の11オンスくらいのライトオンスデニムを使っている。裏から見た生地のムラ感はミス・リーの方が、ややムラが強い感じがする。
 生地の柔らかさは701XXの方が色が落ちでいるので比較にならないと思うが、701XXの方が柔らかい。
ミス・リーの生地裏



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