501赤耳(年代によるディテールの違いの比較)


私はつくづく馬鹿である。タンスの肥やしをひっくり返してみたら、気がつけば赤耳が5本ある。こ、こんなにいらない・・・。赤耳をヴィンテージと認めていないと言いつつこんなにもっているアホな私。仕方なくディテールでも見てみるかと思いまさぐってみたところ、5本それぞれ特徴が!
 てなわけで、私なりの憶測ばかりですが、ディテールから見た年代別赤耳比較をやってみたいと思います。
○まずは赤耳5本の紹介から
 上の段左:66後期の直後に作られたモデル。
        (特徴:トップボタン裏の刻印が6、バックポケット口の補強が黒糸による
            表かんぬき、全てオレンジ糸による縫製)
 上の段中央:その次くらいに作られたモデル。
        (上のモデルとの違い:トップボタン裏の刻印が3桁・・・錆びていて
                      最後の数字が4と言う事しかわからない・・・。他は同じ)
 上の段右:中央の次に作られたモデル。
        (上のモデルとの違い:バックポケット口の補強が金糸による表かんぬき。
                      位置も移動。
                      フラッシャーに変更有り。トップボタン裏の刻印が653)
 下の段左:上の段右の次に作られたモデル。
        (上のモデルとの違い:裏側の縫製及びベルトループ裏の縫製が
                      白糸による物になった。
                      トップボタン裏の刻印が555になった)
 下の段右:下の段左の次に作られたモデル。
        (上のモデルとの違い:洗濯の注意書きタブが大型になった。)

写              真 備              考
     ○トップボタン裏の変遷
 最初は66モデルと同じ6の刻印を使っていた。
 その後3桁の番号に変更になり(最初は番号マチマチだったようだ)、最後の方は555(おそらくバレンシア工場)に落ち着く。
   ○バックポケット口のかんぬき
 赤耳のところでも触れているが、黒かんぬきの方が古いモデル。金糸かんぬきになる頃は、赤耳も廃止になり、脇割りが作られる頃になっての物と推測される。
 かんぬきの位置も折り目のところからステッチに沿ったところへと変更されている。



○フラッシャー
 最初の頃(125 YEARSの頃)のフラッシャーは66後期と全く同じ物を使用しているが、FOR OVER 130 YEARSのフラッシャーの頃には新しいデザインに変更になったようだ。




  

  
○パッチ
 上or左が最初期の物で下or右が3本目の物。
 
 最初期のモデルにはついていなかったパッチ左下のアルファベット2文字が3本目のモデルからつくようになり、ティアオフタブのSF145の文字の位置が上がったり、横に寝ている501の印字が逆になったりした。


○洗濯注意タブ
 書いてある内容に変化は無いのだが、縦向きにつけられていたタブが横向きになり大きさも1.5倍ほどの大きさになった。


○ベルトループ裏側に見る白糸の使用
 赤耳のところでも触れているが、新しいモデルになると裏側に白糸を使うようになる。こんなベルトループの見えないところにまで使っているのだ。

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