実験君の実験
縮まないパッチを縮ませる方法!アイロン編(情報提供TOMさん)


 そもそもの発端は生地の切れ端と取れた皮パッチをくださいとBBSに載せた時に、TOMさんよりいただいた物の中にこの縮んだ皮パッチが入っていました。ロットナンバーを見れば71507。防縮加工をされたパッチのはず。興味がふつふつ沸いてきて、どのようにして縮ませたのかメールで問い合わせをして今日のこの晴れの舞台を迎えました。
 TOMさん本当にありがとうございました。
○全体図
 見事に歪んだ皮パッチ。
 方法は「ジージャンの表」から熱さ表示は「綿」で普通にアイロンをかけたらこうなってしまったとの事。
 直接はアイロンを当てていないため、こげて黒くなる部分が無く、パッチ自体の柔らかさも残っている。
 直接当てる場合焦げたり皮が硬くなる事が覆いので、気をつけましょう。
○皮パッチアップ
 触り心地は縮んでいるため若干カサついてはいるが、使用していればさほど気にならないと思う。
○パッチの裏側
 これはあまり見た人はいないかもしれないので、とりあえず載せてみました。実際私も見るのは初めてで、何か特殊な加工がされているのかどうか期待したが、なにやら安いスウェード地か、ベルトの裏地でよく見かける材質の皮に見える。
○裏地のアップ
 バリバリに防縮加工していますとアピールしている表側とは全く異なる表情である。
 横からマジマジと見ると3層構造になっているように見うけられる。(写真不掲載ですが・・・。)
○総論
 お湯をかけるよりもアイロンはやはり良い手であろう。なんと言ってもお湯はどう頑張っても100℃が精一杯。それに引き換えアイロンならそれ以上の熱量を皮にかけられるわけだし。
 ただし、これをやるにあたって注意して欲しい事は、皮パッチに直接アイロンを当てない事と、TOMさんも皮を縮ませようとしてアイロンがけしていたわけではなく、洗濯後の生地の皺を伸ばそうと思って行っていたと言うことから、長時間同じ部分に当てつづけていたとは考えられない事である。
 なお、このパッチに同じ行程をもう一度仕掛けたらさらに縮むのかと、直接アイロンを当てたらどうなるかの実験を近日発表させていただきます。乞うご期待!
 最後に、これを見て縮み加工を試みる際は、個人の責任で行って欲しい。私もTOMさんも責任は負いかねます。



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