実験君の実験
縮む生地のジッパーフライは洗濯で本当に不備があるのか(自然乾燥編)


 Leeやラングラーは最初から縮まない生地でジップフライのジーンズは作ったらしい!その理由が縮む生地だとジッパーのムシが縮んだ生地に引っ張られてヨレたりして、作動不良がおこる心配があるからだと言うのが説らしい!

 しかしリーバイスはそんな声お構いナシに1951年にボーイズサイズの503ZXXを、そして1954年には501ZXXを生産販売した!しかしこれらは間違いなく501XXと同じXXデニム、縮む生地である。そしてこの501ZXXは名前を502に変えてからも1970年代まで作られた息の長いモデルでもあった!そんなジッパーフライを縮む生地で作りつづけて不備ばかりだったらクレームガンガン来てすぐに取り止めにするはずじゃないですか!同時期に505もあったんですし!

 と言う事で、運良くセールに出されていたこのスカルジーンズ5000XXというとても贅沢なジーンズを使って、縮む生地とジッパーの相性はいかがなものかと言う実験をしたいと思います!

※赤字が更新分です!
○まずは見洗いの採寸から
○ジッパーの長さ
 ジッパーのムシの端から端までの長さを未洗いで計りました。
 未洗いで17cmです。
○表の長さ
 表からの長さは、フライフロントのカーブの外側一番下からトップボタン上のベルトの最上部までの距離を測りました!
 未洗いで23.5cmです。
○洗濯
 さて洗濯です!
 まず風呂のお湯である程度の糊を落とし、それから洗濯機に入れて約50分水のみで回しまくり、その後脱水させました!久しぶりに洗濯層が真っ青になり、カミサンにばれたら折檻されそうで怖くなりました・・・。
○干しました
 現在陰干しにて乾燥させました!
 で、結果は次の通りです!
○ジッパーの長さ
 乾燥後、かなり波打っていたウネウネを伸ばして計っても、16.6cmまで縮んでいます!こりゃかなり期待できるぞ!
○表側の長さ
 これが思いのほか縮んでいました!ジッパーに比べて生地はこんなに縮んでいるんだからジッパーはなにげに引きつっているんじゃないの?と思わせるひととき!

 そして馬鹿な実験漢はジッパーを下ろす!
○ぬか喜び
 よっしゃ!途中で止まった!不具合発生じゃん!とぬか喜びしたものつかの間!それはジッパーを下ろす時に経糸が挟まっていただけでした(恥)!
 この挟まった経糸を抜いてやったらスライダーは問題なくスムーズに上下します!マジぬか喜びでした!(プンスカ!)
 でもこの時は素で「おぉ!途中で止まっちゃったよ!」と焦ったんスよ!これで最終回だったら楽だったのに!(笑)
○第1回実験(ジッパー閉じて陰干し編)結果発表
 ジッパーを閉めて洗って陰干しではおそらくこのまま何度も洗ってもジッパーの作動に不具合は発生しないと思うッス!
 と言う事で次回はもう一度洗って天日干しに挑戦したいと思うッス!まだ真夏日になるこの時期(9月上旬)にやった方がいいと思うので今週中に挑戦ッス!ではまた次回お楽しみに!(って何人が楽しみにしているのかはわからないッスけど・・・。みんなもっと期待しろよ・・・・もっと一気にサディスティックにやった方がいいッスか?(大泣)
○第2回実験(ジッパー閉じて天日干し編)開始
 
さて、前回何も不備は起こらなかったことに懲りずに第二回目実験です!
 天気の良さそうな朝、いきなり朝イチ出勤前に洗濯機を回し、カミサンに睨まれつつもベランダに天日干しにする私・・・。アホですな・・・。
○干す
 今回は天日干しをしてみました!ちょうど良い真夏日でカリカリに乾く事ができました!
○裏側の長さ
 前回の陰干しよりも1mm縮みました!というよりも、若干ジッパーが生地に引きつられてウネウネの波状が強くなってきた感じです!
○表側の長さ
 なぬ?前回の陰干しよりも4mm伸びている!どういうこと?
○結果発表
 
縮みに関しては、変な動きがありましたが、ジッパーの動きに関してはこれがスンゴイスムーズに開閉します!でもジッパー自体はかなり波打つようになりました!ウネウネが直りません!でも,開け閉めに不具合は発生しませんでした!くっそうジッパーめ!次の乾燥機攻めに耐えられるかな?ふふふ・・・。
○この後の予定
 1.天日干し乾燥でもジッパーの作動が問題なしだった場合 → 乾燥機にかけてみる
 2.乾燥機にかけてもジッパーの作動が問題なしだった場合
   → ジッパーをあけたマンマ洗濯&天日干ししてみる
 3.ジッパーをあけたマンマ洗濯&天日干しでもジッパーの作動が問題なしだった場合
   → ジッパーをあけたマンマ洗濯&ジッパーをあけたマンマ乾燥機にぶち込みます!

・・・・・・・・・・ 乾燥機編へ続く ・・・・・・・・・・

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