JOE McCOY905


 このHPを見ている方からメールがきて、「国産メーカーのジーンズの良さを知るために、これレポートに使ってください」との申し入れがあったので、そのお言葉に甘えてレポートさせてもらいました。匿名希望とのことでしたのでお名前は伏せさせていただきますが、本当にありがとうざいました。改めて国産メーカーの作りに対するこだわりを知った気がしました。
 JOE McCOYのジーンズには仮想時代背景の設定があって、その物語をたどる形で製品が出来ている。ロットナンバー905は、大戦直後にジョーマッコイが作ったジーンズのレプリカという設定で発売されている。概ねモデルは大戦直後の501XXだと思う。
写              真 備              考
     ○全体図
 全体的に太く見える。
 生地は14オンスデニムを使用し、糸は綿糸を使用している。
 生デニムの触り心地がすごいゴワゴワしている。
 ちなみに906の生地とは全然違う生地を使っているようだ。それについては905と906の比較で語る。
○パッチ
 鹿革製のパッチ。906のパッチは牛革製だが、それに比べると若干薄めの革である。でもJOE McCOYの905と906のパッチの色はよく似ているので、パット見では何製かわからない。実際本を見なかったら私自身も同じ革だと勘違いしていたと思う。



○フラッシャー
 フラッシャーの折り返しのところにFOR OVER 85 YEARSの文字発見。これについても905と906の比較の所でちょっと語る。
 FOR OVER 85 YEARSと書かれているということは、仮想創立年月日が1867年創立と設定されているJOE McCOY社の1952年製造モデルということか。
    ○タブ
 レーヨン製片面R無しのタブ。大戦直後という設定でこのモデルが作られているので、501XXの大戦直後同様こういう仕様になっている。
○バックポケット
 ステッチ無しのバックポケット。
○バックポケット裏
 シングルステッチを再現している。
○センターベルトループ
 大戦直後を再現しているので501XX同様センターからずれていない。
○バックヨーク
 オフセットの縫製方法を採用している。


  
○トップボタン周辺
 ステッチは極端に鋭角なVステッチを採用している。
 トップボタンは光沢の無い渋いアルミ製のオリジナルボタン。
 支柱は大戦直後の復刻なので、501XX同様銅メッキ仕様を採用している。
○リベット
 打ちぬきのカッパーリベット採用。
○隠しリベット
 厚みのある台形っぽい隠しリベット仕様。
○コインポケット裏
 耳付きのコインポケットを再現している。
○セルビッチ
 やや赤みの強い赤耳を採用している。

縮率データー表
場    所 糊付き ウォッシュ後 縮小値
ウエスト 37.5インチ 35インチ −2.5インチ
レングス 35.5インチ 33インチ −2.5インチ
ヒップ 51〜52インチ 49.5インチ 約−2インチ
腿周り 24.5インチ 24インチ −0.5インチ
ひざ周り 20.5インチ 20インチ −0.5インチ
裾幅 19.5インチ 18インチ −1.5インチ
耳幅 1.8cm 1.7cm −0.1cm
洗濯方法;全自動洗濯機で「洗い=強」「濯ぎ=強」「脱水=普通」(水洗い)後、ガスヒーターで急速乾燥を2回繰り返した。
なお、この縮率は、洗濯方法や乾燥方法によって変わると思いますのでご注意ください。

●ジョーマッコイの商品がまだ買えるお店
  ・カンフル
  ・PORKY’S
  ・INSTINCT
  ・SHOOTING-GALLERY

●このようなアイテムをネットで狙うならリサイクルショップ系しかないです。
 CRACK HOOD(山形県)
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レプリカジーンズの部906との比較



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