JOE McCOY906


 このHPを見ている方からメールがきて、「国産メーカーのジーンズの良さを知るために、これレポートに使ってください」との申し入れがあったので、そのお言葉に甘えてレポートさせてもらいました。匿名希望とのことでしたのでお名前は伏せさせていただきますが、本当にありがとうざいました。改めて国産メーカーの作りに対するこだわりを知った気がしました。
 JOE McCOYのジーンズには1867年から始まる仮想時代背景の設定があって、その物語をたどる形で製品が出来ている。ロットナンバー906は、1950年代にジョーマッコイが作ったジーンズのレプリカという設定で発売されている。概ねモデルは1950年代最終皮パッチの501XXだと思う。
写              真 備             考
    ○全体図
 14オンスデニム使用、綿糸使用で、50年代のジーンズを再現している。
 生地のゴワゴワ感がすごい。デッドでもすごい触り心地だ。
○パッチ
 牛皮製の縮む革パッチ仕様。905のパッチは鹿革製だが、それに比べると若干厚めの革である。でもJOE McCOYの905と906のパッチの色はよく似ているので、パット見では何製かわからない。実際本を見なかったら私自身も同じ革だと勘違いしていたと思う。


○フラッシャー
 フラッシャーの折り返しのところにFOR OVER 130 YEARSの文字発見。これについても905と906の比較の所でちょっと語る。
 FOR OVER 130 YEARSと書かれているということは、仮想創立年月日が1867年創立と設定されているJOE McCOY社の1997年製ジーンズということなのか?
     ○タブ
 レーヨン製両面R無しのタブ。裏の文字は逆さになっている。
○バックポケット
 ステッチ無しのバックポケット。
○バックポケット裏
 シングルステッチを再現している。
○センターベルトループ
 50年代のジーンズを再現しているので501XX同様センターからオフセットされている。
 せっかく社史まで作るような凝ったことをしたのに、リーバイス501XXの仕様は外せなかったようだ。
○バックヨーク
 オフセットの縫製方法を採用している。


  
○トップボタン周辺
 ステッチは極端に鋭角なVステッチを採用している。
 トップボタンは光沢の無い渋いアルミ製のオリジナルボタン。
 支柱は50年代の復刻ということで、501XX同様アルミを採用している。905と違う部分である。
○リベット
 打ちぬきのカッパーリベット採用。
○隠しリベット
 厚みのある台形っぽい隠しリベット仕様。もうちょっと何とかならなかったものかと残念なディテール。(501XXを意識するならもっと平たく)
○コインポケット裏
 耳付きのコインポケットを再現している。
○セルビッチ
 色がついているのがわかるかわからないかくらい薄いピンクの耳を採用している。

縮率データー表
場    所 糊付き ウォッシュ後 縮小値
ウエスト 38インチ 35.5インチ −2.5インチ
レングス 36インチ 33インチ −3インチ
ヒップ 51.5インチ 50インチ −1.5インチ
腿周り 24.5インチ 24インチ −0.5インチ
ひざ周り 20.5インチ 20インチ −0.5インチ
裾幅 19インチ 18インチ −1インチ
耳幅 1.7cm 1.7cm

洗濯方法;全自動洗濯機で「洗い=強」「濯ぎ=強」「脱水=普通」(水洗い)後、ガスヒーターで急速乾燥を2回繰り返した。
なお、この縮率は、洗濯方法や乾燥方法によって変わると思いますのでご注意ください。

●ジョーマッコイの商品がまだ買えるお店
  ・カンフル
  ・PORKY’S
  ・INSTINCT
  ・SHOOTING-GALLERY

●このようなアイテムをネットで狙うならリサイクルショップ系しかないです。
 CRACK HOOD(山形県)
 INSTINCT (東京都)
 dai dai market(東京都)
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レプリカジーンズの部905との比較



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