タイ


 この国はたまに雑誌に載るくらいジーンズの流行りが日本に似ています。お店の人も、BOONや、GET ONなどを持っています。お店に出向いて「高いなー」とクレームをつけると、おもむろに雑誌を取り出して同じモデルを指差して「これより安いでしょ」と応対する。この雑誌に載っている値段って言うのはジーンズバブル絶頂期のしかもとりわけ高い価格の記事を見せるので、「日本でもそんなに高いのはめったに無いんだ」と、説明して値引交渉に入ります。英語のあまり達者でない人手も、安めの記事の載っている雑誌を持っていくとすんなり値引いてくれると思います。(商魂たくましい店員さんは自分の持っている雑誌が正しいと言い張ったり、そんなに安いのは写真に乗っていないところに問題があるんだとか理由をつけてあまり値引いてくれないですが)でも、私の経験ではたいてい信じられないくらい大幅値引してくれます。(カミサンの値引交渉が上手いんだと思うんですけど)

○バンコク
 プラトゥーナム市場に隣接しているインドラリージェントホテルの敷地内にあるショッピング街の2階にヴィンテージやレプリカを売っているお店が6〜7軒あります。たまに日本では参考商品となってしまうようなお宝もありますが、これはタイとは言え35万〜50万はします。レプリカの501XXや201XXは米国並みの値段なので日本で買った方が安いです。ヴィンテージ物は3年前最初に行ったときはジーンズの種類も豊富にあってしかも値段もお買い得だったのですが、2年前に行ったときは種類もそんなに無く、古いものもそんなになく、501や505の66がメインだったような気がしました。(安いことは安いです。程度もよかったです。)
 最後に行った時はAタイプを見かけたのですがそれは日本で買うよりも目玉飛び出るくらい高かったし、XXにいたってははっきり偽物とわかる偽物ばかりでした。ある1軒のなじみになったお店のお兄ちゃんに聞いたら、今タイでも程度のいいBig−Eはほとんど入荷できないと言ってました。

 お店の人と仲良くなると、お店に並んでいない物(店員さんが自分用にするジーンズ)を、裏から取ってきて売ってくれるという事もあります。それが、マイコレクションにある551ZXX/505Eです。程度から言えば余りいいとは思えなかったけど、せっかく店員さんが自分のバッグから出してくれた物だし、安かったところを更に値引いてもらったものだから記念の1品になってます。

レプリカ物はリーバイスがほとんどでした。価格も日本の方が安かった。

 プラトゥーナム市場の中にあった古着を扱うジーンズ屋さんの中には、エドウィンやボブソンやビッグジョンなどの古いモデルもありました(残念ながら耳付きは発見できず)。でも、こちらの流行りがブリーチやストーンウォッシュみたいで、そこにあった物はみんな色が落ちきった物ばかりでした。

 サヤームスクエアというデパートの1階にジーンズ屋さんのテナントばかりが入っている区画があって、そこにも赤耳から66までのジーンズが、程度の善し悪しは抜きにして結構ありました。
 お店のおにいちゃんたちもかなり人懐っこい人たちで、カミサンが値引交渉に入ると他の店からもやってきて「まけてあげなよ」とか「おー、このねぇちゃん頑張るなー」とか「俺の店にもっと程度のいいのがあるぞ」とか話をしたり、自分の店のジーンズを持ってきたりなんかして結構楽しかったです。(韓国と違って敵対心なく自分たちも楽しみながら商売しているって感じがした。)
 Big−Eになると、私の体型を嘲笑うかのように履けるサイズはありませんでした。タイ人はみんな痩せている!くっそおおおおおおおお!記念に1本欲しかったのに。

 バンコクでジーンズの買い物をするなら楽しく値引交渉をしましょう。大なり小なり値引してくれるし、時間の経つのも忘れるくらい面白いです。

 町中に屋台が多いのがバンコクの特徴で、その中にジーンズを取り揃えているところもありますが、国内ブランドの物が多くレプリカ物は愚か本物のリーバイスを見ることも無かった。

 ケンタッキーフライドチキンは身もしまっているし油のノリもかなり良く、大変おいしかったです。この国は鶏が良く放し飼いになっているところを見かけるのですが、そんな地鶏状態の鶏から作られるのだからおいしいのかななんて思いました。アジアNO1のうまさだと思った。


○チェンマイ
 黄金の三角地帯にも近く、麻薬や売春など何かと暗いイメージのあるところですが、表立ったところではいたって健全な町です。夜も出歩きましたが、ひとけは無いものの恐い体験はありませんでした。(裏通りにさえ行かなければ安全だと思います)

 ナイトバザールと言う屋台街からちょっと外れたところでジーンズショップを発見しました。そこには501XX、201XXを含めたアメリカ3大ブランドのジーンズがいっぱいありました。バンコクに比べると501XXも201XXも約2千円くらい高目の価格設定でした(タイの物価を考えると2千円は大きいぞ)。
 201XXを初めて見たので、(日本ではまだ未発売だったため)購買意欲が出てしまい、カミサンが止めるのも聞かず買うことに決定!英語の話せない店員さんだったので、嫌がるガイドさんに頼んで値引き交渉してもらいました。英語での交渉が出来ないのがネックだったらしく、ここではカミサンの神通力も通用せずホンの気持ちだけしか値引できませんでした。

 その他、チェンマイの中心街にあるデパートなどでも日本と何ら遜色ない程度の品揃えでした。


○パタヤ
 リゾート地なものだからジーンズ屋さんなんか発見できなかったです。あっても国内ブランドの物しか売っていなかったり偽物専門の屋台だったり。もう少し時間があれば遠出をして探せたかもしれないけどカミサンに怒られるのが恐くてそこまでできませんでした。


○アユタヤ
 遺跡の多く残るこの町は、観光として行くのもとても楽しいところです。バンコクから列車で行くのも簡単ですので、私ら夫婦は自由時間に勝手に日帰りで行ってきました。行ったらまずトゥクトゥクの運ちゃんとの値引き交渉から始まります。(最初に言われる額がやたらめったら法外なので注意しましょう)旅行者が書いたのかは判らないけど、日本語でとても楽しかったことなどが書いてあるやたらめったら高い値段の書かれたメモを見せてくれたりして、これが相場なんだと言い張ったりします。そう言うこと言われたら「それだったら他捜す」とか言って対抗しましょう。(結構暇そうな運ちゃんがいっぱいいるから)

 中心街にジーンズショップがありましたが、なんと行ったその日がブッダデイ!(お釈迦様が生まれた日=祝日)お店はお休みだったので残念ながら覗くことはできませんでした。行ったことのある方のレポートお待ちしています。

 ブッダデイは遺跡の料金所もお休みなので遺跡の見学し放題でお徳でした。


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