マッコイ×リー NEW 101B


 一度倒産してNYLONの手によって復活した新生マッコイズ。その新生マッコイが発売したジーンズ第一弾は、看板ジーンズだったジョーマッコイではなく意表を突くことになんとマッコイ×リーでした!独自でジーンズを作る工場を見つけることができなかったのかとか色々といやらしい事を考えちゃったりしますが、そんないやらしい考えは置いといて、ビックリしちゃったのがそのお値段!28,000円は前回のマッコイ×リーを上回る事1万円!どこにそんな手を加えたのか、何がそんなに高級なのか・・・。それでも買ってしまう意思の弱い私・・・。でも私は思う!これがマッコイが企画せずにエドウィンが単独でここまで作ってこの値段で売り出したら、これ買った人の中でも半分以上の人は買わなかったでしょう?あと、これを自社Leeレプリカにフィードバックさせて、101Bをエドウィンに作って欲しいです!マッコイ×リーは2500本限定らしいので定番として18,000円くらいで!
写              真 備              考
  

○全体図
 ヒップから腿にかけてピッタリと私の体にフィットする幾分細めのストレートです。こうまで自分の体にジャストフィットすると、今までXXタイプを集めていた自分が、なにやら間違った物をコレクションしていたのではなかろうかと勘違いしたりしますが、
やっぱり私の穿けるサイズではバックポケットの間隔が広くなりすぎているので、リータイプをこれから集めていこうかどうかというところでは微妙です。(笑)

 でも本当にピッタリフィットで穿きやすくベルト要らずです。

 旧作との比較としては、旧作が表記サイズよりもあまりにも大きいため、穿き心地やシルエットの正確な比較はできなかったです。旧作持ってて今回の物を買う時に、前作と同じサイズだからと試着をしないで購入した人の中に、これは細くて穿けなかったって人はいなかったのでしょうか。
○パッチ
 パッチの取り付けは後付けです。旧作では上側のステッチが腰帯と一緒に一気に縫われていました。どっちがオリジナルに近いのかはオリジナルを持っていないのでわかりませんが、前作で完璧に復刻したと謳っておきながらこの変更はいったい・・・。

 パッチの革は、新品の状態の時から結構乾燥した革だなとは思っていましたが洗って乾燥させたらすぐさま縮み始めました!この変化は予想以上でした!






○フラッシャー
 忠実にできているそうですが、私はオリジナルを知らないので何ともいえないです!サンフォライズドシュランクですが5%縮むと書いてありました!


○タブ
 右バックポケットにつくタブはR.MR無しのタグです。

 腰帯の中央よりやや下側に取り付けられています。旧作ではほぼ中央に取り付けられていましたが、取り付け位置を変更したようです。

 また、旧マッコイ×リーの時はレーヨンで縫われていた赤い糸の部分が綿糸に変わり、この部分も穿き込んでいくごとに色が抜けてくるそうです。この変更によりいくら分価格アップしたのだろうか。








○バックポケット
 バックポケットはサイズにかかわらず大きさが変わらないので、太いサイズになればなるほど左右のポケットの間が広くなり、見た目がイマイチになってきます。



 ポケット口はシングルステッチによる縫製です。



 ポケット内にはレイジーSに沿った位置から下に、補強のための当て布が張られています。レイジーSはもうちょっとフラットなほうが個人的には好みです。



 バータック2つのクロスによるスレッドリベットは、頭でっかちになっています。旧作ではもっとバランスの良いクロスのスレッドリベットでした。



 ポケット外周の縫製は2本針による縫製をされているので、ポケット下の角の内側ステッチが三角形を作っています。旧マッコイではこれはなかったのですが、ナミさん情報によるとこれは改善とのことです。
○ユニオンチケット
 マッコイ×リーかエドウィン×リー可の判別に良く使われる部分です。今回は前回の物とは大きく印刷が変わっていて、左上部に申し訳程度に『R McCOY’S & Co.』と印刷されています。オリジナルのユニオンチケットに近くなったのかどうかについては、オリジナルを持っていないし、写真で細かいところまではっきり写っている物を見た事がないので、現段階では何ともいえないです。

 付けられ方はポケットに対し横向きでつけられています。
○裏側の縫製糸
 主要な巻き縫い部分は一方が黒い下糸、もう一方が白い下糸になっている。参考までに、旧マッコイ×リーでは全て下糸は白でした。
○センターベルトループ
 中央にセットされています。

 中央の膨らみは結構膨らんでいます。旧マッコイ×リーは、ここまで膨らんでいませんでした。

 取り付けられ方は後付けです。この辺の取り付けられ方などがオリジナルに忠実になっているかについては、オリジナルを持っていないのでわかりません。
○腰裏のステッチ
 上下共にシングルステッチです。
○サイドの補強
 リーバイスタイプは殆どこの部分は片道縫製ですが、このジーンズは2回縫製されています。元にしたオリジナルが2回縫っていたんでしょうか。旧マッコイ×リーもこの部分は2度縫製になっています。




○マッチポケット
 リーは、このコインポケットと通常呼ばれている部分のポケットをマッチポケットと呼んでいたとか呼んでいないとか…。

 1/4円形のポケットでかなりの横広(MYサイズでの場合です)のコインポケットです。旧マッコイ×リーに比べても横広に感じます。向かって右側は隠れて見えませんが、もちろんリベットが取り付けられています。

 ポケット口は耳は使われず、三つ巻きにされています。

 ポケット外周の縫製は2本針による縫製です。
○股リベット
 後付けで股リベットが打ち込まれています。旧マッコイリーに比べると、位置的に上に取り付けられています。
  

○品質表示タグ
 上段左側の品質表示タグにザ.リアルマッコイズと印刷されている事により、マッコイ×リーと判別する事ができます。

 下段のタグは革パッチの上に付いています。切り取らなければビロ〜ンと出るので、もったいないですが切りました。
   ○リベット
 銅製のリベットが付けられていますが、オリジナルにどれだけ近い作りになっているのかは私にはわかりません。旧作に比べて刻印の深さがやや深くなったような気がします。
    

  
○トップボタン
 旧マッコイ×リーに比べて文字の太さが気持ち太くなりました。こちらのボタンもオリジナルにどれだけ近い作りになっているのか、持っていないのでわかりませんが、ナミさん情報によるとこれは新101Bのボタンの方が、より「らしくなった」とのことでした。

 腰帯のエンドの始末は、下に下がったところでで90度曲がり、ボタンの付近で止めてボタンの根元に上がる縫製になっています。旧作では何の処理もされていなかった部分です。
○セルビッチ
 耳幅2.1cmと結構広めで白い部分の少ない綾耳です。旧作に比べてほんのわずかに細くなっています。
   ○インシーム
 表側から見るとイエローの糸と紺の糸の2色使いで、裏は黄色1色の下糸による2本針チェーンステッチの縫製です。裏から見ると旧作に比べてスッキリしてシンプルな縫製になっています。
○裾
 黄色い糸によるチェーンステッチです。旧作では裏糸は白でした。


○生地
 縦筋を感じ、粒感もあるザラっとした生地です。オリジナルを持っていないし触った事もないのですが、左綾の感触ってこんな感じでしたっけ?とふと思う生地です。

 また、今回の生地は前回の生地とは違い、色落ちを楽しむ考えを捨て、如何にオリジナルに近い生地にするかに重点を置いたとの事で、染めがかなり浅い物になっています。経糸の撚りを解いてみたらその浅さにビックリしました!これは早く色落ちしそうです!

○縮率です
表示 未洗い時 洗濯後
ウエスト 34インチ 36インチ 34.5インチ
レングス 34インチ 37.25インチ
(94cm)
34.5インチ
(87.5cm)
(あくまでも素人採寸ですので軽いご参考までに!)

●マッコイ×リーがたまに出るお店
 ・カンフル


レプリカジーンズの部



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