モンゴメリーワード 101ジャケット 


 3大ストアブランドの一つ、モンゴメリーワードのライン、101のジージャンです。おそらく60年代の物と思いますが、イマイチ詳しくないのでもうちょっと突っ込んだところがわかったら加筆します。
 昔の雑誌を読んでいると、なんとエドウィンが101のシリーズを微妙に復刻したラインを発売していました。今はいったいどこに行ったんでしょう・・・。

 リーバイスやリーに無い独特な形と年代の割に激安な価格帯、これがストアブランド系の面白さです!ジージャンは王道よりも、ちょっと外したこのような物が私の最近の嵌りモノです!面白さという点では、ラングラーのジージャンの数々も上げられますが、それよりも安いこれらストアブランドのジージャン・・・。これから溜まっていきそうで怖いッス!その前にストアブランドについてもっと勉強しなければ(滝汗)!!!
写              真 備              考




○全体図
 形は2ndタイプと言うんでしょうか。それっぽい形ですが、3rdチックな縫製も随所に見られます。ストアブランド系のジージャンには、リーバイス形の型とラングラー形の型がよく見られますが、これはリーバイス系の型といってよさそうです。

 丈はやや短めです。
○襟
 やや広がり気味の襟のカットです。
○首下の縫製
 襟の方に登っていくにつれ、ボタン側のステッチが広くなっていきます。トップボタンを留めないで着たときに、この部分がちゃんと開きやすいようになっていて、よくできているなと関心しました。


○ポケット
 中央でくるっと一周するステッチがストアブランドっぽくて面白いッス!

 全体図を見ると、付いている部分が中途半端な位置にあるように見えますが、なんと腹部分の一枚生地だけで見ると、ちょうど中央にこのポケットが取り付けられるようになっています。先付けなんでしょうか・・・。

 ポケットの口裏はチェーンステッチです!
○袖
 袖の分かれ目にはリベットによる補強がされています。


○腰部分の生地
 腰の部分の生地ですが、裏地と表地の厚みが違います。表地は13オンスくらいはありそうですが、裏地は8オンスくらいしかなさそうです。
○裏糸の糸使い
 ストアブランドといえば大量生産!大量生産激安販売がモットーですが、そのためか何なのかわかりませんが表側の糸はオレンジで統一されているものの、裏側の下糸は色々な糸が適当に使われています。この画像は背中と腕の縫い合わせのところですが、背中はオレンジと黒の2色使い、本体と袖の縫い合わせが白1色、袖の外側がオレンジ、袖の下側は白というふうに、結構いいかげんです。

 これら各縫製は別々のミシンによる流れ作業で行われていたんでしょうか?
   ○リベット
 リベットはLeeのようなタイプのリベットがポケトクチの両サイドと袖につけられています。

 リベット裏には「B」の刻印が。
    

○ボタン
 ボタンはスナップボタンでフロントに5つ、袖に左右1つづつあります。左右の腰のアジャスターはついていません。

 ちなみにスチール製です!

 リーバイスの2ndのようなプリーツが左右1本つづあり、2ndのような四角い縫製ではなく、閂留めでプリーツは留められています。
○セルビッチ
 黄色いラインの綾耳がボタンの裏にはあります。
○生地
 裏から見ても表から見ても触り心地はフラットめな生地ですが、リーバイスの66のような縦落ちをします!

●ヴィンテージウエアが買えるお店
 ・アンビシャス
  ・INSTINCT
  ・ATOMICWARP
  ・ALABAMA WORLEY
  ・T・S・G
  ・カンフル
  ・AMERICAN DREAM


ジージャン等の部



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