ＮＹＬＯＮ　５０７ＸＸ（２ｎｄ）タイプ

　このジージャンは大阪のアメ村にあるショップナイロンのオリジナルジージャンです。しかも私はこのパッチを見るのは初めてで、その造りからなんか胡散臭いなぁ～とも思ったのですが、これを購入した際の岡山に行ったときに寄った古着を置いてあるテントのおじさんが、「これはナイロンの初期の頃のジージャンだよ。」との言葉を信じて購入に至りました。これから画像を見ていただくとわかりますが、今のＮＹＬＯＮのジージャンとは全く違い、ディテールがお粗末なところがレプリカブーム初期～中期くらいによく出回っていたディテールを追求していない廉価なお粗末レプリカに近いものがあって微笑ましいです！

写　　　　　　　　　　　　　　真	備　　　　　　　　　　　　　　考
	○全体図　着丈が短いので、Ｔシャツなどはタックインしないとビロビロに出てしまいカッコ悪いと思います。もちろんローライズジーンズとの組み合わせなどした日にゃ下っ腹モロ出しになります！女性のヘソ出しルックなら見れるものの、男がコーディネートするのは難しいと思うッス！まあ、普通のＸＸタイプと合わせている分には全然問題ない程度ですが・・・。　余談ですが、使われている縫製糸の色抜けがとても素晴らしく、ディテールに目をつぶればパッと見はかなりいけていると思います！
	○パッチ　こんなパッチあったんですね！今のＮＹＬＯＮのパッチは戦車が引っ張っていますが、その前は単車が引っ張っていました。それよりも前のものなんでしょうかね？　で、しかも紙パッチです！
	○タブ　通常の赤タブの２回りくらい大きめのタブが付けられています。今のジーンズに付けられている物に比べるとかなり大雑把な造りで、これ以降も丸まらないと思います。
	○タグ　今作られている物の品質表示タブとは違う物が付けられています。おそらく今作っているジーンズとは縫製工場が違うのでしょう。
	○ポケット　バランス的に見ると若干大きめのような気がします。　フラップは表も裏も同じ生地が使われています！
	○胸のステッチ　なぜか四方に閂留めがされています。補強のつもりでしょうが復刻感はないです！(笑)でもその辺が微笑ましいかと・・・。
	○袖　一度袖を詰めたのかボタンは初めからそこには無かったような感じ（取り付けた跡が無い）し、切れ目がやたら短いッス！でもリベットだけは付けられています！まさか最初からこんな造りだったとは考えられないんですけど・・・・。当時を知っている方がいたらぜひ教えて欲しい部分です！
	○アジャスター　まあ普通かなと・・・。
	○リベット　スコーヴィル製の無刻印かぶせ式銅リベットが使われています。裏のオスも汎用によく見られるオスです！こんな物使っていたんですね！って言うか初めて見ました！
	○ボタン　今の凹凸感のある汎用ボタンに比べても凸凹感が薄いボタンが使われています！
	○セルビッチ　耳無しです！
	○生地　生地は今作られているジーンズと比べると厚みがないのとコシが無いような気がしますが、これは好みが分かれるだけで、この生地がいいという方も多いような気がします！表から見てもちゃんと縦落ち感はあります。