このジーンズは1997年をもって生産中止となったモデルですが、アメ横ジーンズのような形でポロっと復刻されるほどマニアには人気のモデルです。モデルとなるのは1940年代後半〜50年代前半の501XXで、その作りはさすが東洋エンタープライズと言えるもので、生地の染色が出来合いのものでは気に入らないからと言って納得のいくオリジナルの染料を作りしっかりと染めていたり、縫製に7種類の綿糸を使ったり、素材、リベット、縫製糸などは全てオリジナルとかなりの自信の逸品のようです。だけどその後レプリカと言う枠にとらわれたくないとのことからここまでこったモデルを捨ててオリジナル路線へ行っちゃったんですよね! このジーンズは、横須賀に帰省した時に、以前からそこにあると教えてもらっていたところへ覗きに行ったらまだ残っていたものです。横須賀はこの手のものが突然ボロッと出てきちゃうところが私は大好きです!ちなみにこれを買った日はドブ板バザールなんてものもやっていて、スカジャンやらメディスンバッグやら大名買いしてしまいました!横須賀・・・恐るべし我が故郷! |
写 真 | 備 考 |
○全体図 生地の感触は比較的柔らかく、肌に吸い付くような感触があります。洗濯後はムラ感はあまり感じられませんが、細くやや長めの縦落ちをします。 そして何故かはわかりませんが、穿いていると大昔小学生の頃穿いた事のあるストレッチジーンズと同じ感覚で、ヒップの辺りが伸びる感覚があります!これが生地の素材からくるものなのか裁断のパターンから来るのかはわかりませんが、私の持っているM41119も同じ伸びる感覚があります!まさかストレッチジーンズのような生地なのか・・・。 |
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○フラッシャー フラッシャーと呼べそうなものはこのシールだけでした。 |
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○パッチ この頃のシュガーケーンはパッチをつけないモデルが多かった。これは品質に対する自信の表れと雑誌ではよくもてはやされていた。履きこめばパッチが取れた後のようになるが、パッチフェチの私としては寂しいディテールである。 |
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○タブ レーヨン製、CANE’Sの刺繍の両面R付きタブである。40年代後半から50年代初期のタブであるならば、片面R無しタブにして欲しかった。 |
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○バックポケット とにかく大きいバックポケットである。他のレプリカの2回りは大きいのではなかろうかと言う大きさです!洗って縮んだとしてもこのジーンズとポケットの大きさの比率は変わらないはず。大きいッス! |
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○センターベルトループ センターからずれたベルトループ。ベルトループの太さは普通の太さである。 |
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○腰裏のステッチ シングルステッチを再現している。 |
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○コインポケット裏 このコインポケットはかなり大きく深いッス!ZIOOPを横向きで入れてみると、2個余裕で入りました! 耳つきのコインポケット裏です。 このスレーキの形は納得できません・・・。 |
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○品質表示タグ 上は左前ポケットの内側に縫い付けられていた品質表示タグで、下が左腰部分の裏に縫い付けられていた品質表示タグ。両方とも裏側は無地である。 どうせなら表裏一体にしてどこか1箇所に付ければいいのにと思いましたが、何故別々の所に付けられているのかは解らない。 |
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○リベット くすんだ感じの銅製の打ち抜きリベットです。 |
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○隠しリベット 画像ではチョット反射して明るく移っていますが、くすんだような渋い銅製の平たいタイプの隠しリベットが装備されている。 |
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○トップボタン トップボタンはつや消しタイプで凸凹感がある。残念なのはここまで凸凹感があるにもかかわらず綺麗過ぎること。もうチョットワイルドでも良かったと思う。裏はSの刻印の入ったタイプ。シュガーケーンのSか?支柱はアルミ製。 トップボタン横のステッチはVステッチである。 |
○セルビッチ このピンクのラインは最高です!幅は1.7cmで幅も均等に割られている。 |
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○生地 生地は比較的ノッペリしていて夏場に穿くと肌にまとわりつく生地ッス!少し柔らかめです! しかし縦落ちは細い筋の縦落ちがしっかりと出ます!(洗いすぎなければの話しですが・・・) |
パッチ表示 | 未洗い時 | 洗濯後 | |
ウエスト | 35インチ | 35.5インチ(約90cm) | 34インチ |
レングス | 36 | 36.5インチ(約93cm) | 計測前に裾上げしてしまいました!すいません<(_ _)> |