ＴＯＫＹＯ　ＪＥＡＮＳ　ＴＪ－１

　このジーンズはレプリカ系とは呼んではいけないのかとも思いますが、ＸＸレプリカ系のディテールを備えているのでついつい買ってしまったものです。

　バックポケットに異素材のものを当てて遊び心をかもし出しているこのジーンズですが、これを街に穿いて出て行くには、私はかなり勇気が要ります。これを買うときにもう１本蛇革のバックポケットを備えた物があったのにはビビリました。東京ジーンズ恐るべし！

写　　　　　　　　　　　　　　真	備　　　　　　　　　　　　　　考
	○全体図　股上が結構浅いです。太さは普通ですが、股上の浅さとあいまって、パイプドステムのシルエットがサラッと穿く事が出来ます。
	○パッチ　山羊革の革パッチです。　パッチの取り付け方は一筆縫いです。しかも、パッチ上部の縫製は、一度通った針穴に２度目の針も通す生真面目な縫製がされています。手抜きナシって感じでパッチフェチとしてはなかなか感心するところです！
無　し	○タブ　バックポケットに鹿革の追加ポケットが付いているためタブは付いていないです。
	○バックポケット　最大の特徴でもある右バックポケットには、通常のポケットの上を覆うように鹿革の第二（表だからこっちが第一になるのか？）のポケットが取り付けられています。取り付けられ方は、単純にバックポケットの外側にシングルステッチで縫い付けられているだけなので、糸を解いて外す事も出来ます。ただ、これを買ったなら、取り付けたまんまで穿くのが普通だと思います・・・。（笑）　２枚目の画像は左バックポケットの画像です。５０１タイプを踏襲していると思います。　ポケット口はシングルステッチによる縫製です。　鹿革部分のポケットの容量は、さすがにバックポケットの容量よりもかなり大きいです。メディスンバッグの代わりにもなりそうッス！可愛そうに鹿革の内側はインディゴが移って青々しています。　ポケット外周の縫製は内外一気に縫製してあります。
	○センターベルトループ　左側にオフセットされています。　中央の膨らみはわずかにあります。　取り付けられ方は後付けです。
	○腰裏のステッチ　上部はシングルステッチです。
	○コインポケット　コインポケットの大きさは、ＺＩＰＰＯを横にして１つ半入るくらいの比較的大きめのポケットです。　ポケット口裏には耳が使われています。　ポケット外周の縫製は１本針による一筆縫いです。こんなところにもヴィンテージチックな縫製が！　フロントポケットは持っているＸＸタイプに比べると底が細めなので手を中に突っ込むとやや窮屈に感じます。　スレーキの左側には製造番号のようなものが印刷されています。
	○品質表示タグ　内側の左フロントに２枚ついています。２枚目のは結構親切に注意書きがかかれています。
	○リベット　スコーヴィル製の表に「ＴＯＫＹＯ　ＪＥＡＮＳ」と刻印の入った打ち抜き銅リベットが取り付けられています。こんなところにもヴィンテージチックな雰囲気が。
	○隠しリベット　無刻印の銅リベットが使われています。画像右側に見える白い糸が、鹿革の縫製に使われている縫製糸です。
	○トップボタン　「ＴＯＫＹＯ　ＪＥＡＮＳ　★ＨＡＮＤＣＲＡＦＴ★」と刻印の入ったアルミ製オリジナルボタンが５つとも付けられている。　Ｖステッチはやや鋭角です。
	○セルビッチ　耳幅１．６ｃｍで、比較的均一な幅で開かれているピンクラインの入った綾耳です。
	○生地　バックポケットに鹿革の第二のポケットなんか取り付けられているからキワモノに思われがちですが、これがなかなか凸凹感もあり、縦落ちもしそうな雰囲気のかなり良い生地が使われています。鹿革ポケット無しでもかなり評価されて良い生地だと思います。