ウエアハウス 1000XX(牛パッチ)


 このHPを見ている方からメールがきて、「国産メーカーのジーンズの良さを知るために、これレポートに使ってください」との申し入れがあったので、そのお言葉に甘えてレポートさせてもらいました。匿名希望とのことでしたのでお名前は伏せさせていただきますが、本当にありがとうざいました。改めて国産メーカーの作りに対するこだわりを知った気がしました。
 1000XXはウエアハウスの最上級ジーンズである。デッドストックのデニム生地に発生する酸化現象と同じ具合を再現するために、染色行程において酸化剤を投入しているのがこのモデルのウリである。デッドストックを履きこんだような色落ちが期待できるモデルである。
写              真 備              考
   ○全体図
 どこかの雑誌でウエアハウスのデッドのジーンズは501XXのデッドのようだとの最大級とも言える評価を受けていたが、私もそう思う。見た感じ、触った感じが自然にゴワゴワ、ざらざらしている。
 1000XXは染色の際に、ヴィンテージデニムに起きる酸化と同じように、あらかじめ酸化剤が仕込まれているとのこと。色が落ちてくるとその成果が出てくるのだろうか。色落ちが楽しみな1本であると思う。
○パッチ
 リーバイスのヴィンテージデニムシャツに付けられていたショートホーンタブの牛を思い出させるパッチです。今の味気ないWのパッチよりも、1999年限定で発売されているショートホーン復活をうたっているパッチのデザインよりも何よりもこのパッチが1番好きです。このパッチが好きな人ってかなりいると思うんだけど復活はないのかな〜。
   ○タブ
 レーヨン製片面(R)無しGENUSと刺繍の入った赤タブ。
○バックポケット
 1001XX等に見られるアーキュエイトタイプのステッチは無い。
○バックポケット裏
 シングルステッチを再現している。
○センターベルトループ
 センターからずれないベルトループ。
○バックヨーク
 これもオフセットせずに重ね合わせて縫製されている。
○腰裏
 シングルステッチを再現している。


  
○ボタン周り
 Vステッチは普通の角度のステッチを採用している。
 トップボタンとその下四つのボタンは光沢具合とかが同じ物を使っている。
○リベット
 打ちぬきのカッパ−リベット。
○隠しリベット
 平たいカッパ−リベットを採用している。
○コインポケット裏
 黄色っぽいラインのセルビッチを採用している。
○セルビッチ
 イエローステッチの入った綾織の耳を採用している。
 耳の幅は1.7cmと細め。

○縮率データ−
場所 デッド ウォッシュ後 縮小値
ウエスト 35.5インチ 34インチ −1.5インチ
レングス 35インチ 32インチ −3インチ
ヒップ 54インチ 51インチ −3インチ
24インチ 23インチ −1インチ
ひざ 20.5インチ 19インチ −1.5インチ
19インチ 17.5インチ −1.5インチ
洗濯方法;全自動洗濯機で「洗い=強」「濯ぎ=強」「脱水=普通」(水洗い)後、ガスヒーターで急速乾燥を2回繰り返した。
なお、この縮率は、洗濯方法や乾燥方法によって変わると思いますのでご注意ください。

●ウエアハウスの商品が買えるお店
 ・アット・OT&EmotionalMENS
  ・アースマーケット
  ・ヒノヤ
  ・ベアーズ
  ・TAKE OFF
  ・着太郎
  ・PORKY’S


レプリカジーンズの部1001XXとの比較



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