私は常日頃公言してはばからないくらいモンキーブーツとかラインマンブーツの類の形好きですが、このモンキーブーツも某誌に載って以来ものすごい勢いで物欲に満ち溢れていた安藤製靴のZUです。引越しの作業で大忙しの2005年5月に、所用のついでに立ち寄った錦糸町にある安藤製靴の直営店オリジンで購入しました。このお店、オーナーが某難病のため週3日3時間しかオープンしない3づくめのお店です。だからお店の開店時間をしっかりチェックして行かなければシャッターの下りたお店の前で立ちすくむこと間違いなしです。私も初めて行ったときは、開店時間をチェックしていなかったため閉店していて立ちすくんだ経験があります(涙)のでお気をつけあそばせ。しっかりチェックして開店時間に行けば、オヤジさんのためになるお話や面白いお話が聞けることでしょう。 |
画 像 | コメント |
雑誌で見てボルテージが上がり、現物を見てとにかく一目ぼれでした。限定生産でツートンカラーの物も置いてありましたが、革の質感というか見た目がこちらのレギュラー仕様の革の方が良かったのでこちらを即買いしました。その革は米国ホーウィンレザーに特注したオイルドプルアップレザーで、深みのある光沢としっとり感があります。ホントこの革はこりゃええわいって感じです!今まで旧マッコイ、エヴィス、チペワ、クッシュマンとモンキーブーツやラインマンブーツを履いてきましたが、このZUの革の質感が私の一番の好みです。つーか私の中ではその形自体も今まで見てきたモンキーブーツの中ではNO.1です。いや、マジで惚れてます。ホーウィンレザーと言えば今年(2005年)に記念モデルとして発売されたレッドウィングも採用しましたね。 | |
○インサイド インサイドには土踏まずを中心にまさかアーキュエイトステッチ?とも思えるアクセントがありますが、これはもともとのベースとなっている『Z』が単車乗りのために作られたブーツと言う事もあって単車に跨った時にステップなどに当たる部分に補強の革が当てられている名残りです。カッコ良し! |
○アウトサイド インサイドと打って変わってシンプルなアウトサイドです。しかしそのプレーンなところがこのホーウィンレザーの質感の良さを静かにしかし強くアピールするのです。マジで良し! |
○つま先部分 モンキーブーツやラインマンブーツの顔といえばこのレース・トゥ・トゥの面構えです。もうね、両サイドからのかぶさり具合とトゥの出具合がかもし出すバランスが最高に私好みです。 余談ですが、アイレットは通常のハトメでは革の厚さや強度、靴自体の耐久性に対応できないため、安藤製靴が特注で生産した堅牢なオリジナルハトメを使っているそうです。 |
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○前後 センターがやや内側に偏り気味なシルエットですが、それが履き心地にどう影響しているのか自分にはわかりません。つーか、履いてて何の違和感も感じないのでこのシルエットが私に合っているんでしょう。 |
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○内張り 内側にはクッション入りの裏張りがされています。外側のレザーも硬くはないのですが、この内張りも加味されて最初の履き始めから足を痛めることなくフィットした履き心地を得られます。 インソールに印刷されているNEROは安藤製靴のバイカー向けなどのデザイン重視系のラインナップのブランドネームです。 |
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○アウトソール このZUのアウトソールにはビブラムのサレトガが付いていますが、これからのアウトソールにはビブラムの♯700が採用されるそうです。まだ♯700のZUを見た事がないのでバランス云々の比較のコメントが言えないのが残念・・・。 |
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※最後に注意 このブーツのアイレットの上3つはフックになっていますが、お店で買える最初の段階では上まですべてハトメです。フックは付いておりません。お店の方の話では購入と同時にハトメをフックに変更するようなカスタムもやっていません。このページを見て『ああ、フックに変更できるのか』などと安易に思ってお店で無理難題を言わないでくださいませ。お店の人に迷惑です。まずは普通にお買い上げしましょう。そして普通に履いてみてください。そしてやっぱりフックがほしいと思ったときに(以下略)。 |
●安藤製靴のブーツを買えるお店 |
・楽山荘 ・アルク(ALUK) |