クッシュマン　ラングラー１１ＭＪＺレプリカ

　私は名古屋に行くと必ず寄るところの一つに、ＤＯＮ’Ｔというお店があります。このお店はもう知っている方のほうが圧倒的に多いと思いますが、クッシュマンのブランド名で数々のレプリカを展開している伊藤オーナーのお店です。行っては伊藤さんの作るクッシュマンのこだわりや、ヴィンテージのウンチクを聞き、「あんたはもう持ちすぎだから買わんでええ」との毒舌を聞き、元気をもらい、晴れ晴れとした気分で東京に帰ってきます。

　２００３年７月、生活倉庫が閉店セールを行っているとの葉月さんからの情報をもらったのと、シドさんに買っといてもらったスクエア・フィールドのダルチ別注ジーンズの受け取りのために行った名古屋入りの際に、ＤＯＮ’Ｔで例によって秋冬の新作情報をカタログを見ながら伊藤さんからお話しを聞いてて、「よっしゃ！これ予約！これ持っていないからいいッスよね？」と、伊藤さんの毒舌をかわしつつ予約をし、クッシュマンにしてみたら珍しく思ったよりも早く（笑)納品され、喜んで購入した物です。

　本来私は試着ナシには購入しない慎重派ですが、伊藤さんは私がサイズを言う前に一発で私のジーンズのサイズやジャケットのサイズを言い当てちゃう恐ろしい人なので、今回も私とほぼ同じ体型の人が買ってったサイズと言うのを送っていただきました。届いてみたら本当に私にジャストサイズで驚きでした。

写　　　　　　　　　　　　　　真	備　　　　　　　　　　　　　考
	○全体図　着た感じは、個人的な思いですがジャストサイズで着て欲しいシルエットです。ジャストな肩幅で着ると肩から腕のラインがとてもかっこよく見える作りになっています。腕の付け根後ろ部分にあるアクションプリーツのおかげなんですかね？このラインはリーバイスの３ｒｄタイプには無いラインになります。　また、ジージャンと違い、この黒サテンの生地の肌触りは、スベスベシットリとしてて触り心地が最っ高です。思わずほお擦りしたくなる生地です。
	○開いたところ　矢印で示した部分６ヶ所に、ゴムのアジャスターが付けられていて、肩と胴のアクションプリーツのサポートをしている。ただし着ていて引っぱられると言う感じはないです。
	○刺繍　グレーの綿糸によるチェーンステッチで刺繍が施されています。普段、背中の刺繍には赤や黄色をよく目にする私ですが、グレーも慣れてくるとなかなかいいもんです！　カミサンはこの刺繍を見て一言「はんっ！あんたワイオミングなんて行ったこともないくせに、ロデオもしたことないくせに何でそんなもんしょってるのよ！だっさ！！！」でした・・・。・・・・・・・いいじゃんか・・・（泣）。　ちなみにこのサテンジャケットの縫製糸は、ゴムアジャスターと革パッチの取り付けの縫製を除いて、全てグレーの糸です。
	○襟回り　襟元にスナップボタンが一つ、その下はジッパーによる開閉式になっています。
	○パッチ　Ｃｕｓｈｍａｎの焼印の入った革パッチが後ろ襟首部分に取り付けられています。
	○ジッパー　１１ＭＪＺの『Ｚ』が示すように、このジャケットは、ラングラーがジージャンとして初めてジッパーによるフロント開閉式のシステムを使って作られた物です。　このクッシュマンのレプリカではタロンが使われています。
	○ポケット　ポケットは胸に１つ、ハンドウォーマー２つの計３つです。　さすがに胸ポケットにサイレントＷステッチは入っていず、横一直線のステッチが入っています。　ハンドウォーマーの容量はハンドと名前がついているように、拳を入れてちょうど良いくらいの容量です。掌をパーにして入れると、ちょっと掌がはみ出します。
	○ボタン　全ての個所のボタンは同じ形のスナップボタンが使われています。
	○袖　袖のボタンもスナップボタンです。　袖のわけめの補強は丸リベットが使われる古いタイプを再現しています。　ボタン横の袖のステッチは、リーバイスタイプばかり見てきた私にはちょっと個性的に見えるコの字ステッチです。
	○品質表示タグ　ＬＯＴ２１９５５・・・・・って、覚えられっかぁ～～～～～っ！！！
	○裾の前後の長さ　平らにしておくと前後でこれだけの差が出ます。