実験君の実験
縮まないパッチを縮ませる方法!アイロン編2
さて、1回のアイロンで良い感じに縮んだ皮パッチにさらにアイロンを当てたらどうなるか!私の個人的な興味から強引に始めたこの企画。一体どうなったのでしょうか。 | |
○まずは水を完全に染み込ませる 私の場合お湯につけて全体に染み渡らせました。実験自体年末の寒い季節なので水仕事はなるべく避けたかったからです。なかなか染み込んでいかずに時間がかかりました。皆さんもこの実験をするときは時間をかけて皮に水を染み込ませるように注意してください。 |
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○デニムを当ててアイロンがけ 生地も水に浸けたものを使用しいよいよアイロンがけ開始。 |
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○終了後 アイロンの温度は「綿」。かけた時間は皮が乾燥するまでで行う。 結果はさらに縮みました。皮もだいぶ硬くなりました。しかし、表面が防縮加工されている皮なのに対し、裏は加工されていないので裏側の縮みの方が激しくなり、膨らんだ感じになってしまった。 |
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○横から見たところ このとおり防縮加工されていない裏の方が縮みが激しいのでお皿のようになってしまった。 |
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○総論 よく言う「やりすぎはよくない」と同様に、これもやりすぎは避けた方が良いと言う結果だと思う。もともとが防縮加工されているパッチなので、やりすぎるとヴィンテージのような縮み方にはならないと言う結果が出たと思う。実際これがジーンズやジージャンに着いていたとしたらちょっと変な感じではないかと思う。 縮ませるならこの行程は1回だけにした方が良いと思います。しかも様子を見ながらほどほどにということで。 最後に、これを見て縮み加工を試みる際は、個人の責任で行って欲しい。私もTOMさんも責任は負いかねます。 |